物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

久しぶりの外国語ネタ

2014-10-16 12:59:36 | 外国語
ブログとは関係がないが、日曜日の午後おそくに放送のある、「おおぎり」を見ていると落語家がそれぞれその人固有の持ちネタをよく使って「おおぎり」に対応している。

それと同様にこういうブログもブロガーがいくつかの得意の持ちネタがないとブログは継続しては書けないだろう。

最近は数学のネタが多かったので、I 先生からコメントし難かったというお叱り(?)もあった。

自分のその時その時の関心事をブログの話題としているので、どうしても話題が偏ることはしかたがない。

もっともそれぞれ話題としてもいい、興味深い事柄がなかったわけではない。先週のドイツ語のクラスで出てきた語に\"{o}kumenischがある。辞書の訳語だと「全キリスト教の」とある。

こんな語はまったく知らなかった。名詞だと\"{O}kumeneとある。訳語は「全キリスト教徒(教会)」とある。訳語からすべてを悟る人がいれば、その人の頭はなかなか鋭い人であろう。

私にはその意味が全くわからなかった。ドイツ語のクラスでようやく解説をしてもらってわかった。これはHannoverで10月3日に行われた、ドイツの統一記念日を祝う式典でキリスト教のある特定の宗派ではなく、あらゆる宗派が集まって式典を祝ったということらしい。

ドイツの北の方ではプロテスタントが多いが、南の方ではカトリックが多い。それにギリシャ正教の信者もそれほど多くはないかもしれないが、いるであろう。

それで、国の式典を挙げるときにある特定の宗派、たとえば、プロテスタントに偏ることはできない。それで\"{o}kumenischに式典が祝われたのであろう。

これと似た事情は日本でも考えられる。日本では国の式典に宗教が絡むことは考えられないが、それでも何が事故や災害が起こったときに仏教のある宗派だけに偏った慰霊祭は避けられるであろう。そういうときにはある意味で\"{o}kumenischに慰霊の式典を行うことが想像される。

言葉としてはキリスト教に特有なものであろうが、現象としては同じような事情は日本にもあるということができる。

先刻だが、-e Palatschinke(n) パラチンケ(ン)という語を知った。もっともどこかでその音は聞いたことがあり、なんだか懐かしい思いがする。もっともそれがなぜなのかはわからない。

これを北ドイツでは-r Pfannkuchenという。これは日本語にすれば、パンケーキであろう。もっとも広辞苑を引いてみたら、ホット・ケーキともクレープともあったが、ホット・ケーキとクレープではだいぶん印象がちがうような気がする。