がこの年末年始に、いくつか読まれたようだ。
これはよく読まれたブログのタイトルがランク付けされて、ブロガーの私が見ることができる仕組みになっているからわかる。
その中で「グラフの平行移動」の話が4位くらいに入っていた。これは私が中学生のころから数学でグラフのx軸方向の平行移動が直観と反するように思われるという話を書いて、それのどうしたら正しい理解が得られるかということを書いた。
こんなことは世の中の大部分の方はわかっておられるのだろうと思うが、私はあまり突っ込んで考えたことがなかったために何十年もわからなかった。それを退職して暇ができたということもあって数学エッセイに書いた。そのなかの肝心の要点について書いたブログである。
これは読まれただけで読んだ人からのコメントはなかったから、読んでなるほどそうだと思ったのか、そんなことは当然じゃないか、このブロガーは頭の悪い人だなと思ったのかはわからない。どう思われようと私にはどうでもいい。別に私は人を説得しようとしているわけではないし、自分の長年の疑問を解決したかっただけである。
松坂和夫先生の『数学読本』(岩波書店)とかその他の本にどう書いてあるか、数学エッセイを書いたときに調べたが、なかなかピンとくる書き方はなかったように思う。
事実を事実と認めるということと納得するということとはまた別だと思う。私に必要なのはそういう納得である。