がアンコール再版されたので、また購入して後ろから読み始めて大分前の章に帰って来ている。いま第2章を読んでいる途中だが、面白かったのは第4章「拡張への衝動」だったかのガンマ関数の定義域を広げていくという話であった。これは解析接続の話であろう。
これはここの部分だけ読んでこの本を読む価値があるなと気付いたきっかけとなった。この本が出たときにこれは遠山啓さんの著書なのですぐに購入したが、あまりやさしそうに思えなかったので積読になった。でも古びたのをとり出して一部だけだが、読んで見るとさすがに関心をそそられた。
だが、一般にあまり現代数学的なものには関心をもたないので、そのままになったと思う。
最近、年末と年始に東京に行く機会があって、『不思議な数 e の物語』という本を手にする機会があった。例によって最終章ではないが終りに近い14章から読んで一つづ前の章に帰って行き、かなりの章を読んだ。もっともまだ全部の章を読み終わっているわけではない。
遠山啓さんの岩波新書『数学入門』下だったかに e のことについて書いてあったが、それを補足説明して e のことについて数学エッセイを書いたことがあるので、数 e について関心がある。
(2017.1.30 付記) いくつかの箇所で理解を越えていたのだが、その個所を除いておおよそは『現代数学対話』を読み終えた。一挙に全部わからなくてもいいというスタンスである。それでもまがりなりにも全体を通読したということになる。読み方は終りの方の章から一つづつ前の章に帰っていくという方法である。
どうも自分の関心に合わせて読まないと初めから読んでいこうとするといつも挫折をする。それで拾い読みするような形でこの書も読んできた。