をインターネットで読んだ。日本ではすでに「ルベック積分」の本とか関数解析の本とかは20冊を超えて発行されている。いつも言うようだが、これは日本の文化の特異性と高度さを誇っていいかもしれない。
もっとも私はルベック積分がどっちを向いていてもどうってことはないと考える不勉強、かつ不届き者である。数学好きの人から見たら、低級で度し難い嫌な奴である。
もっともそんな私でもルベック積分本を複数もっているけれども、あまり読みたいという食指が動いたことがない。
それでも日本にはたくさん特色のあるルベック積分についての書籍があることもわかったし、その理解が重要そうであることもある程度は想像できた。
大学の教養時代に1級上の学生たちがHalmosの”Measure Theory"という測度論の数学テキストをS先生にお願いして輪講しはじめるとか聞いた覚えがある。これは多分物理学科の学生ではなくて数学科の学生たちが主になって始めたのだと思う。
培風館の新数学シリーズに収められた吉田洋一さんの「ルベック積分」が最近になって筑摩書房の学芸文庫に入ったので、それをアマゾンが私にしきりに勧めるメールをよこすようになったというのが 今日ルベック積分の本のアマゾンでの書評をかなり時間をかけて読んだ理由である。もっとも肝心なことはわからなかったけれども。