球面線形補間と関係してスプライン補間が使われているので、昔書いたスプライン補間の旧原稿を「数学・物理通信」に再掲載したらどうかと考えている(注)。
私の書いた旧原稿は「自然スプライン」というスプライン補間についてであったが、スプライン補間はいろいろなものがある。
既成のプログラムというかcodeというのかがあるらしいので、スプライン補間の原理とというか理論を勉強する必要はあまりないのだが、やはり「自然スプライン」に限っても、その説明をしておくのは悪くはないと思う。
昨日の日曜日に自著の『四元数の発見』の後ろの方を読んでみたが、たぶんするすると読めるのではないかと思う。自分なりに工夫をしてこの本を書いたつもりなので、初めて読む人にも引っかかるところはすくないはずだ。
私自身は球面線形補間がわかるのにあっちにひかかっかり、こっちにひっかかりして、悪戦苦闘した覚えがあるのだが。
(注)この「歩行者のためのスプライン関数入門」の記事は『数学散歩』(国土社、2005)に収録されている。『物理数学散歩』(国土社、2011)にはあまり汎用性がないと思ったのか収録しなかった。