「数学・物理通信」に掲載する原稿がようやく S さんから届いた。今月なにも原稿の投稿がなかったらと思って、自分でも少し旧の原稿の修正をしてきたが、これでやれやれである。
最低、3月中に2号を発行する目途がついた。今月最低2号を出すことは6月の通巻100号を目指すためには不可欠であった。
もちろん、6月に通巻100号を達成できなかったとしても、9月には十分100号が達成できると思うので、別にあわてることはないのだ。
友人のドイツ人のRさんが今年の3月末でE大学を定年退職するので、その退職記念の文集を締め切り5月末で原稿を募集しており、その編集に6月は忙殺されるおそれがある。
これはRさん本人には数冊をプリントし、製本した記念文集として渡すとしても、他は全部メール配布のつもりである。
それでないと募金でもして、記念文集を発行しないといけなくなる。しかし、メール配布だとほとんど数冊の製本費用ですむので、費用はそれほどかからない。
お手軽であり、多くの人にはあまり歓迎されないかもしれないが、私が「数学・物理通信」を発行してきた形態そのものである。
私のやり方に倣ったものかどうかは知らないが、「窮理」という雑誌を発行して、おられる編集者の方がおられる。彼も主なこの雑誌の発行主体は電子書籍である。もちろん少数ながら、「窮理」は冊子体の発行もされている。
私は冊子体の「窮理」を定期購読しているが、本体は電子書籍のはずである。