NHKのラジオのフランス語講座で道を意味する語がフランス語にはたくさんあると言っていた。
ここに挙がっている語を以下に記しておこう。
chemin(s)といえば、森の中の散歩でもするような感じの小道であるが、自動車の通るような整備された道はroute(s)という。パリの周りの自動車専用の環状ルートはautoroutesと言ったと思う。
住宅街の道は小さい順にalle'e(s), rue(s), avenue(s), boulevard(s)というとある。辞書を今引いたわけではないから詳しいことはわからないが、avenue(s)だと並木があるような道を想像するし、 boulevard(s)だと都市の環状線のような感じがする。
道としてもっとも普通に使われるフランス語はrue(s)であろう。
ドイツ語ではどうであろうか。Strasseが道として、一番普通に使われる言葉かと思うが、Wegという語も思い浮かぶ。またGasseという語も思い浮かぶ。
また有名な言葉としてはAutobahn(アウトバーン)がある(注)。
Gasseで思い出したが、ライン河河畔の町である、R"udesheimには有名なDrosselgasse(ツグミ横丁)という名の通りがある。秋のワインのシーズンになると世界中の観光客がこの小さな町を訪れる。
どこかで読んだのだが、日本にはコメに関した語彙が豊富だとか読んだことがある。その民族の関心のある言葉に豊富な語彙があるのだという説明だったと思う。
(注)Einbahnstrasseという標識の出ている通りがあり、何かと思ったら、これは日本語で言う「一方通行」のことであった。はじめはEinbahnstrasseという名の通りかと思った。