「4次方程式のラグランジュの解法」という数学エッセイをほぼ書き上げた。
いくつかの細かな修正はこれからもするであろうが、大筋では出来上がったと思う。
これは元々「なぜ5次方程式には解の公式がないのか」という I さんと私の共著となったエッセイの補足として書かれた。
実は I さんのエッセイを読んであまり理由がわからない式が急に出てくるのでそこのところを分かるように書き換えてほしいと注文をつけたことから始まった。
そして、そのために高木貞治『代数学講義』の4次方程式のラグランジュの解法のところを自分で読んでメモをつくり、これにしたがってエッセイを書き換えてほしいと2度手紙に書いたのだが、それは自分の理解を越えるとかなんとかあまりよくわからない理由で拒否された。
しかたなく、その部分を私が補足のために書くはめになり、その個所を投稿者の I さんが納得してくださったので、最終的の共著のレポートにするという提案がされてその言葉に甘えたという次第である。
そして補足の「4次方程式のラグランジュの解法」も書かなければならなかった。それがほぼ完成した。
(2024.4.9付記) 「4次方程式のラグランジュの解法」もその前の「ガロア理論以前」というエッセイは両方とも「数学・物理通信」11巻4号に掲載されている。
インターネットで検索してもらえれば、すぐに名古屋大学の谷村省吾先生のサイトに行きつくであろう。そこに(最新のものを除いて)すべての「数学・物理通信」のバックナンバーがある。
いつもご尽力をいただき、谷村先生ありがとうございます。