小学校・中学校の先生も忙しいが、高校の先生もとても忙しいらしい。それで、自分の教える専門科目の教え方の研究の時間をとることもできないらしい。
どうしてそんなに忙しくなっているのかが不思議だが、それが本来、日本にあった潜在力を低めているのではないかとひどく心配になる。
徳島科学史会の現在の会員は45名くらいだとか聞いたが、多いときには80名くらいはいたのだから、その半数にちかくなっている。
それで比較的若い人を会員に増やすことができないかと総会で発言したのだが、どうもそれは難しいと事情の説明があった。
学校でのスポーツのクラブとかがあって、それに時間がとられれるとかの聞いたが、それだけではないらしい。
徳島科学史会は3人で始めたという話だった。それが多いときには80名くらいの会員を擁する研究会だったのが、現在は45名くらいになり、老齢化による会員の死亡で会員は漸次減少が続いており、それを挽回する方策はない。
科学史の研究を発表する雑誌としては名古屋を中心にして発行されている、『東海の科学史』もあるが、他には『徳島科学史雑誌』があるのみである。
他にもあるのかしらないが、事情は似たようなものだろう。