大学を定年退職をした後で、勤めていたE大学の学生のためのe-Learningのコンテンツを数年書くという作業をした。理工科系の学生で、おちこぼれそうになった学生のためのコンテンツである。これは学内限定で閲覧可能となったが、一般の方が見ることはできない。
そのe-Learningのコンテンツをお見せした、ある出版社の方から出版しないかとお勧めを頂いたのだが、三角関数の章がなかったのでお断りをした。
その後、そこから小著『四元数の発見』を出さしてもらった。三角関数について書くというのが自分に課した宿題になったが、なかなかうまくできない。
それに再度挑戦してみようという気がおきた。それでとりかかったのだが、すぐに加法定理の導出法に関心がうつり、それについて考えているというわけである。