数学セミナー増刊 『量の理論』を小島順さんのサイトから印刷した。
小島さんの「量の数学」は難しくてよくわからないが、その後に討論があって、江沢洋、小島順、斎藤正彦、高橋利衛、森毅の諸氏が量の理論について討論していた。この部分がかなり長いのだが、先週の土曜の午後をこれを読むのに費やしてしまった。
これがなかなか面白かった。斎藤、高橋、森氏らはすでに物故であろうが、江沢さんと小島さんとはまだ存命であろうか。
森毅さんと江沢さんの発言が特に面白いと思ったが、それはどうしてだったのだろうか。
この増刊号を読んでわかる人がどれくらいいるのだろうか。私にしても興味深いことはわかったが、よくわかったかといえば、それには程遠い。
数教協で議論されていることでも、政治的な状況との関係でタブーになったテーマがあるらしいこともわかったし、そういうふうに語る人は数教協の内部でも少なくなっているのではなかろうか。