今日は一月一回の雑談会の日である。
机の上の書類を1時間以上かけてファイルし、それから掃除機をかけた。
この雑談会をするので、どうしても掃除をするのだ。
それがないと数か月も掃除機をかけない。仕事場だから、あまり人の出入りはない。それこそ世を捨てた仙人のような生活である。
一方、妻は人とかかわることが好きなタイプである。よく何年も一緒に生活できるものだと言われればそうかもしれないが、別にお互いに不満もなく過ごしている。
ドイツ語クラスで出て来た言い方だとIch bin echt nicht besonders reich.「特別にとりたててお金持ちでもない」し、なんとか生活が「かつかつ」できる程度である。だから収入の手段を考えないといけないときがきているのだが、あまりいい方法も思い浮かばない。
それで、いままで在職中にしてきた物理の講義を書籍にでもできないかなと思い始めている。もっとも本の形ではなく電子書籍という形にできないかなと昔の講義ノートを覗いて見たりして考えはじめた。
比較的回数の多かった講義は量子力学、波動物理学、それから定年の数年前にした熱力学くらいである。力学もあまり多くではないが、2,3回は講義をした。一番少ないのは電磁気学の講義であり、これは友人の同僚が在外研究で10か月ほど海外に出かけたときに代講でしたくらいしかない。