NHKの「まいにちドイツ語」中級編でのSophie Schollの項から詩人Bertolt Brechtの言葉を見つけた。
Was sind das f"ur Zeiten, wo
Ein Gespr"ach "uber B"aume fast ein Verbrechen ist
Weil es ein Schweigen "uber so viele Untaten einschliesst !
Bertolt Brecht 1939
何という時代なんだろう!
そこでは木々についての会話が犯罪に値してしまうほどだ
なぜならその会話は、とても多くの悪行についての沈黙を含んで
いるのだから
意味するところが分かりにくいが、察するところ木々についての当たり障りのない会話をしていることは悪行(この場合には国家社会主義(NAZIS)のユダヤ人への抑圧やホロコーストを避けた会話)だからとでもいう言葉だったのだろうか。
ちなみに1939年は私の生まれた年であり、そのころBrechtは南米かどこかへの亡命を余儀なくされていたのだと思う。
上に書いたことは、私がBrechtをStefan Zweigと間違えていたためだとわかった。Brechtはアメリカに亡命したが、彼は共産主義者であったために非米委員会から査問されたとかで戦後は東ドイツの東べルリンに住んで演劇活動を行った。
私の知っている彼の演劇名はdie Mutter Courage und ihre Kinder (肝っ玉母さんとその子供)die Drei Groschenoper(三文オペラ)がある。これは演劇かどうかは知らないが、「ガリレオの生涯」もある。