Lieber aktiv als morgen radioaktivは緑の党に所属していた、平和活動家Petra Kellyのモットーだったという。
訳すれば、「明日放射能に侵されるよりは今日活動しよう」とでもなろうか。
この手の文句で有名なのはバートランド・ラッセルの言葉
Lieber rot als tot (死ぬよりは共産主義者になろう)
というのがあった(注)。バートランド・ラッセルはドイツ人ではないから英語でこれにあたる文句を言ったに違いないが。それがドイツ語に訳されのであろう。
(注)上のドイツ文で・・・rot ・・・totと脚韻がふまれているし、前のドイツ文では・・・akitiv ・・・radioakitivとやはり脚韻がふまれている。
lieberというドイツ語はgern(喜んで)というドイツ語の形容詞の比較級である。これはgern, lieber, liebstenと変化する。形容詞とか副詞の不規則変化である。
こういう不規則の変化をする形容詞(副詞)はあまり多くはないが、それでもいくつかある。
多いというviel, mehr, meistと変化するものがある。英語だったら、many (much), more, mostにあたるだろう。
英語でもgood, better,bestと不規則な変化をする形容詞があるが、これと対応したドイツ語はgut, besser, bestenである。もっとも述語的に使うときには最上級ではam bestenという風に使う。