徳島科学史雑誌への投稿論文として、今年は「他人から見た武谷三男8」という論文を書くつもりでいる。その構想をどうするかを考えていた。
今年は伊藤康彦さんの『武谷三男の生物学思想』(風媒社)を取り上げる2年目である。昨年「他人から見た武谷三男7」を書いたときに、それを読んだ、武谷三男研究者のNさん、 Yさんからどうもすっきりしないとの批判というか、感想があった。
それはしかたがなかったが、今年はどうするかと考えていた。今年8月に読んだのは長谷川真理子さんの『進化とはなんだろうか』(岩波ジュニア新書)である。今回はこの書を3度繰り返して読んだ。
そういうことをくりかえしているうちに少しづつ「他人から見た武谷三男8」の構想らしいものが出てきた。それがどういうものであるかは、ここでは書かないでおこう。論文を読んでのお楽しみ。