JSTnews vol.119をちょっと場違いかもしれないと思えるところで手に入れた。
15日のことだが、高知の土佐山田に行ったときに、ついでにということで、龍河洞を訪ねた。そのときに山から下りて来た時に、そこのインフォメーション・センターかお土産店だったかでタイトルに掲げたJSTnewsのvol. 119を見かけたので、1部をもらってきた。
この号のタイトルが、「量子技術の現在地」という特集だったからである。量子情報工学とかその関連分野の研究者を紹介した特集であった。この号は2022.9月号であるから、最新の号である。それが龍河洞のインフォメーション・センターに、なぜあるのかはわからない。
どなたかこのJSTnewsを発行している、「科学技術振興機構」の関係者がこの地、土佐山田の出身であるとかの理由ぐらいしか思いつかない。
いや、そしてたまたまこの号のタイトルが「量子技術」とあったので、関心をもったのである。
いや、私自身がこの量子技術の開発者という訳ではない。しかし、広い意味で量子力学的な研究で学位をとって、その後少なくとも数年はこの分野で仕事をしてきたものだから、関心をもったのである。
世の中は広く、現在では量子技術の研究が盛んにされているということであろう。ただ、量子という語のキーワードを理解できる人は社会には少ないだろうし、ましてやそういうキーワードに反応する人はほとんどいないのではなかろうかと思われるのに、私のようにそれに反応する人もいるというめぐりあわせの不思議さである。
JSTの広報部にでもメールをしてみようかとまで考えたが、手数を広報部にかけることになるので、そのことはあきらめた。