ルーブル美術館に行けば、だれでもそれを見なくてはルーブルに行ったとはみなされまいと思うものに、ミロのビーナスの彫刻とダヴィンチのモナリザの絵がある。
このうちでモナリザの絵の方は1911年に紛失したことがあるとのことを妻に教えてもらった。2011年にはそのことを記念した劇まで上映されるほどだったという。
ミロのビーナスの方はこれが日本にやってきたとき、京都まで見に行ったことを覚えている。これは私が学生のころだった。
さすがにモナリザの方は日本で見るチャンスはなく、ルーブルで見たのだが、近づいて見ると画面全体に細かなひび割れの入っているのがとても印象的であった。それにしてもモナリザを盗み出すなどいうことは大胆不敵な行為である。
これはあるイタリア人の職人がしたことであり、この職人はイタリアでは一部の人にだろうが、愛国者として考えられており、盗人とは思われていないらしい。ダヴィンチはイタリア人だったから、モナリザを故国に奪還したと思われたのであろうか。
ダヴィンチがフランスに晩年すんだときにこのモナリザの絵をもって行ったと中学校の絵画の授業時間に聞いた。だからモナリザの絵のイタリアへの帰還ということにどれだけの正当性があるのかは疑問である。
ちなみにモナリザはフランス語ではla Joconde(ラ ジョコンド)といわれる。