今朝、妻に昨晩から頼まれていたゴミを集収場に持って行った。そのとき外に出て涼しい風が吹いているのを知った。
本当に久しぶりである。ここ2か月以上エアコンなしの生活は考えられなかったからやれやれである。
一昨日、昨日に雨が降って涼しくなったのである。また暑さがぶり返すこともあるだろうが、それでももう以前のような暑さは続くまい。
私はいまはもう大学受験生ではないが、受験勉強本番の秋が来た。私の高校生時代は1950年代の後半であって1957年には高校3年生であった。
高校の先生からは夏にはあまり勉強するなとアドバイスがされていた。その代わり秋には死ぬほど勉強しろとかいわれていた。もっともその秋にあまり勉強したという実感はない。
冬になって年明けから自宅学習の時期が来て、問題をとくことを少し控えてその代わりに全体の理系の科目の読み返しをしたと思う。それで少し見通しがついてようやく高校数学とか物理とかの様子が見てきた気がする。
多くの人が受験を経験するのだが、人生でそれがどれくらい役に立っているのだろうか。地球物理学者だった竹内均先生は「どこの国の学生でも若いときに必死に勉強するのだが、日本ではそれが大学受験と重なっていると考えなさい」と言われていた。
欧米の学生は大学入試の苦労はあまりしないですむが、大学入学後に猛烈に勉強をさされるのだという。それで学生はある一定のレベルに達するのだという。