『武谷三男の生涯』のチェックがそろそろ終わりにできそうだ。まだ終わったわけではないが、終わりが見えてきた。
この間も妻が「鶴見さんとの約束を守れそうだね」と側でつぶやいていた。これは私が武谷三男の伝記を書きたいと言ったら、いまにも武谷さんのファンだった京都在住の女性を鶴見さんが紹介してくれそうだったのだが、「いや先生が生きている間には無理かも」と弱音を吐いたので話はそれ以上には進まなかった。
『武谷三男の生涯』の注がちゃんと引用部分と対応しているかどうかをチェックしているのであるが、それがほぼ終わろうとしているのだ。
それが終われば、もう一度全文をチェックするつもりである。それが終われば、私にできることはない。著者のNさんに原稿のプリントに赤字で訂正箇所を示唆した草稿のプリントを送って私の仕事は終わる。