旧湯川秀樹邸が京都大学の所有となると数日前の新聞に出ていた。
京都が生んだ、偉大な文化人であり、物理学者でもあった旧湯川邸が売りに出されてこれを購入した建築業者が京都大学にこの旧湯川邸を寄贈したらしい。
改築はまだこれかららしいが、将来は何かの大学関係の施設として使われるということらしい。お庭がなかなかいいらしいので、いつか私の命のあるうちに庭園を見る機会があるといいのだが。
湯川さんの生前に面識を得た者の一人として、時代に変遷を感じている。最近では地下鉄が京都には通っているので、それほど交通の不便を感じないかもしれないが、この旧湯川邸はそんなに交通の便がいいところにあったとは思えない。
場所は下鴨神社の境内に接していたと思うが、どうだったのであろうか。新聞記事によると旧湯川邸もその前にどなたかの邸宅であったような書きぶりであった。