ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

【週刊現代入手しました】安倍首相、3億円の相続税脱税か? 財務省「この通りなら脱税ですね」

2007年09月15日 01時58分15秒 | 不祥事

 安倍晋三首相の突然の退陣表明の一因とされる記事が15日(土)発売の「週刊現代9月29日号」に掲載されますが、下町の太陽は同誌を入手し、当該記事を読みましたので概要をお知らせします。

  見出しは「緊急ワイド 史上最低の「無責任な官邸」全真相 本紙が追い詰めた 安倍晋三首相「相続税3億円脱税 疑惑」。執筆者はジャーナリスト高瀬真実と本紙取材班です。(26ページから4ページ半にわたり掲載)=定価は350円、発行元は講談社です。

 この「脱税(?)」のトリックは、ものすごく手が込んだ複雑なものですから、「週刊現代」で読んでください。概要を簡単に紹介します。
 安倍晋太郎さんが66個持っていた“安倍君を応援する会”におカネを寄付→晋太郎さんが亡くなった→“安倍君を応援する会”安倍晋三さんが引き継いだ→66個を44個にリストラした→その過程で合計1億8522万円が行方不明になったと週刊現代は言及しています。
 この「消えた寄付金」も含めて、晋太郎→団体→晋三の流れで6億円のおカネが流れており、これは3億円の相続税脱税になるのではないか、というのが週刊現代が提起した疑惑のおおまかな趣旨です。




 私が注目したのは以下のくだりです。(29ページを抜粋しながら引用)  

 財務省
主税局相続税担当の幹部に、連結収支報告書の数字を示しながら聞いた。
「(記者)政治団体を通じた巨額 の資産相続に違法性はないのか?」
 連結収支報告書の数字を見比べて(財務省幹部は)きっぱり言った。

「この通りなら脱税ですね」

 税法上は相続税の脱税の時効は最大で7年。(安倍)首相が罪に問われることはない。しかし、これまで1億円以上の脱税は、政治家でも逮捕されてきた。重大な犯罪であることに変わりはない。
 主税局幹部は個人的な意見と断った上で、「本来は、(財務省の外局である)国税庁がきちんとみつけておく問題 ですが、時効になった今は、税法上の徴税はできません。
 
しかし、財政の窮状を行政の長として考えて、ぜひ時効の 利益を放棄して、自発的に納税して頂きたいですね




 国会再開後の安倍晋三首相の証人喚問も現実味を帯びてきたと言えるでしょう。

 女性を中心に「安倍さんがかわいそう」などという人がいますが、安倍さんは戦後最低の首相です。リーダーシップの無さを加えれば東条英機首相以下です。(東条は当初は陸軍内で力が弱かったのに、総理になってから、力をつけました)。下町弁でしゃべらせてもらえれば、安倍さんをテレビで見て「かわいそう」なんて言ってる奴らの今後の人生の方がさあ、一番かわいそうっちゅうもんだと思うよ。(下町弁を不愉快に感じた方ごめんなさい)

 結局、福田康夫さんか麻生太郎さんかではなく、自民党政権では同じようなことが続くでしょう。福田康夫さんが内閣総理大臣になれば、私の出身、早大政経学部から初の総理誕生ですが、予算を成立させたらさっさと衆院を解散してください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鴨下環境相、資金団体「借入金800万円」説明できず

2007年09月05日 10時17分01秒 | 不祥事

 鴨下一郎環境相(写真は首相官邸HP)の資金管理団体に関して読売のスクープです。今後の推移を見守りましょう。

 鴨下さん、下町の人です。
 この人医者だし、土地持ちで、学校法人持っています。

 セレブです。足立区で北野武を超えるセレブはこの人でしょう。

 閣僚辞任にまではいかないかなあという気がします。とはいえ、ずさんですね。とりあえず、頭には入れておきましょう。

↓クリックで「下町の太陽」を応援してください!


↓も一つクリック、ブログランキングの順位が上がります!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ


 鴨下環境相、資金団体「借入金800万円」説明できず(読売新聞) - goo ニュース
 鴨下一郎環境相(58)(衆院東京13区)の資金管理団体が8年間にわたり、政治資金収支報告書に1000万円と記載し続けてきた借入金が、借入時の収支報告書では200万円しか記載されていなかったことが、読売新聞の調べで分かった。
 差額の800万円について、鴨下氏の事務所は「借入金額を裏付ける書類が残っておらず、分からない」としており、明確に説明できていない。鴨下氏本人は「ずさんと言われれば、甘んじて受けなければならない。反省している」と話している。
 政治資金規正法では、政治資金の透明性を確保し、政治活動の公正さを検証できるようにするため、政治団体の収入や支出だけでなく、所有不動産や負債など資産の記載を義務付けている。借入金は、借りた年に収支報告書の「収入」欄に記載し、100万円以上の残高や借入時期を「資産等」欄に書かなければならない。返済すれば、「支出」欄に記載の必要がある。  鴨下氏の資金管理団体(現・政策パラダイム研究会)の1998~2005年の収支報告書の「資産等」には、96年8月に同団体が鴨下氏個人から借りたとする1000万円が記載され続けている。ところが、96年の収支報告書の「収入」に記載されている借入金は、200万円だけだった。

 鴨下事務所は当初、読売新聞の取材に対し、最近の収支報告書の記載に沿って「96年の借入金も1000万円だった可能性が高い」としていた。しかし、96年の収支報告書に書かれていた200万円との差額800万円は、どこにも記載がなく、支出の時期も使途も書かれていない。

 同事務所は4日になって、「確たる証拠は手元にないが、使途不明金はありえず、当時の借入金は200万円だった可能性が高い」として、収支報告書の借入金額を1000万円から200万円に訂正する意向を示した。だが、200万円が事実なら、鴨下氏からの借入金は8年間にわたり、実際より800万円も多く記載されていたことになる。

 鴨下氏が衆院議長に提出した資産等報告書によると、鴨下氏の貸付金残高は00年6月に820万円、03年11月と05年9月はゼロとなっている。資金管理団体の借入金が1000万円でも200万円であっても、収支報告書の記載とは大きく食い違っている。  鴨下氏は4日の取材に「ずさんというそしりは甘んじて受ける。申し訳ない。根拠が十分ではないが、質問には精いっぱい答えているつもりだ」と話した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かなりヤバイ自民党

2007年09月04日 23時52分57秒 | 不祥事

 自民小林温・参院議員(神奈川選挙区)が連座制の対象となる出納責任者(公設秘書)が公職選挙法(公選法)違反で起訴されたことを受けて、辞職しました。
 神奈川選挙区で次点で落選した公明党松あきら前議員(公明党公認)が繰り上げ当選します。
 遠藤武彦農相(山形2区)、坂本由紀子外務大臣政務官(静岡選挙区)が3日、辞職。大ベテランで森元首相の大学時代からの友人である玉澤徳一郎衆院議員(比例東北)は自民党離党。

 相次ぐスキャンダルで自民党は厳しい状況に追い込まれています。

 年内解散の可能性もじわり出てきたといえるでしょう。私も20年以上、日本政治を見てきましたが、今の日本政治は最低・最悪の状態です。
 私たちの生活も苦しくなってきています。
 「バブル」を知っている20代後半以上の世代には経済的に厳しさが身に染みます。新成人は「バブル」を知らない世代なので、そうは感じない人も多いようですが。
 なぜ生活が苦しいか? それは長年、日本の政治が悪かったからにほかなりません。そのことに気付いたり、有権者(主権者)として責任を認めたりすべきです。

政権交代=二大政党制」で「国民の生活が第一。」と思う方は・・・
1日1クリック!  こっちもクリック
         

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ     
tag 第45回衆議院議員 総選挙 kokkai 民主党 DPJ 政権交代Democratic Party of Japan, Election, 第45回総選挙 New Komeito 補正予算案 Ldp, Prime Minister,Liberal Democratic Party of Japan,誰に入れたらいいか Japan Politics,投票行動 two-party-system 国会 Ozawa,Ichiro Taro Aso,Tokyo,Japan 日本 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする