[画像]プルデンシャルタワー(大成建設ホームページから)
17日付東京新聞1面トップ記事を読んで驚きました。
2003年、菅直人代表率いる民主党は、少数政党「自由党」を解散させた上で同党所属国会議員を民主党員として引き取りました。いわゆる「民由合併」です。
東京新聞記事の内容から推測すると、固有名詞は未確認ですので、仮称ということにさせていただくと、
2002年
自由党党首だった小沢一郎氏が民主党全体の本部(1996年以来三宅坂ビルを間借り)を
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ホテル・ニュージャパン(火災により営業禁止→廃業)跡地の
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「プルデンシャルタワー」(2002年完成)に
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に移転させた上で、党本部を小沢が購入し、党本部の大家になろうと企て、
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プルデンシャルタワーの建設を請け負った大成建設の東北支店員に
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所有者(プルデンシャル生命と森ビル?)にあっせんさせたものの、
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所有者が「賃貸ビルである」ことを理由に、部分的な売却(分譲?)を断った
というエピソードがあったそうです。私はまったく知りませんでした。
この件に関して、小沢一郎・衆院議員の大久保隆規・公設第一秘書の刑事被告人(あす初公判)としての弁護人は、「ビルのことは少し聞いたことがあるが」と話しているようです。
小沢氏は民主党本部のオーナーになることで、①国から民主党に確実に入る政党助成金から家賃収入を得る②党本部内の間取りやスタッフの配置といった情報を入手する③小沢議員の意向に従わない党幹部に対して「党本部立ち退きカード」をちらつかせることで影響力を持つ――ことなどで「外様大名からの脱却」をねらっていた可能性があります。
この時の執行部はほとんどが鳩山内閣に入っています。ぜひ、既存メディアによる解明をお願いします。
東京新聞:大手ゼネコン 小沢氏側への献金4倍に 関係者証言『関係修復のため』:社会(TOKYO Web)
東京都内の大手ゼネコンが、岩手県で胆沢(いさわ)ダム建設工事が始まった二〇〇三年から、小沢一郎民主党幹事長側への献金を年間約五百万円から同約二千万円に増額していたことが、関係者への取材で分かった。同社関係者は「前年に小沢氏事務所側と政党本部の移転をめぐってトラブルになり、関係修復のために小沢氏側の要請で増額した」としている。
関係者によると、このゼネコンの東北支店幹部は〇二年、自由党党首だった小沢氏側から、同社が東京・永田町に建設したビルに、同党が合併を計画していた民主党の党本部が入居できるよう、ビル所有者へのあっせん依頼を受けた。
依頼したのは、小沢氏の公設秘書大久保隆規被告(48)=政治資金規正法違反罪で起訴=で、入居部分を購入する意向を伝えた。だが、ビルは賃借用だったため支店幹部はあっせんを断り、結局入居できなかったという。
これを機に小沢氏側との関係は急速に悪化。ゼネコン側は〇三年に関係修復に動き、大久保被告の要請に応じて、下請け業者などと分担して、小沢氏関連の複数の政治団体に分散して行っていた献金の総額を四倍に増やしたという。
ゼネコン側関係者は「小沢事務所側を怒らせると、胆沢ダムなど大型の公共工事が取れなくなると思った」と献金増額に応じた理由を説明。同社は胆沢ダムの関連工事を計約二百三十九億円で受注している。
小沢事務所は本紙の文書での取材に「事実を把握していない」と回答。大久保被告の弁護人は「ビルのことは少し聞いたことがあるが、献金が増えたとか、大久保被告が要求したというようなことは知らない」と話している。