宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

◆民進党は解党すべし わずか7期59歳の経済音痴・野田佳彦氏のパワーバランスを崩せ◆

2016年08月02日 05時01分44秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

◆野党第1党の党内パワーバランスを壊すべし

 7期59歳の野田佳彦さん=写真、都内、2012年、筆者・宮崎信行撮影=は、首相の歳費で住宅ローンを一部繰り上げ返済したスケールの小さい男。ネクスト首相の続投を支持しないのに、その後釜に必要な推薦人20名を確保できていないというから、SWK=育ちの悪さは隠せません。

 私としては、中野寛成先生を幹事長から降ろし、岡田克也先生を代表から降ろした者など存在自体認めるわけにはいきません。岡田先生は影響力を残そうと、野田さんと距離を近くしているのでしょうが、野田さんの影響力を削ぐためにも民進党を解散すべし。

 その後ですが、衆議院が小選挙区比例代表並立制なので、現野党4党系が集まれば、ある程度の議席は確保できます。

 大畠章宏さんのグループが岡田さんがネクスト首相にふさわしくないとの見解を示していますが、そもそも、9期69歳の大畠さんは今期限りで勇退しますので、ネクスト首相にはなれません。後釜も考えずにネクスト首相に降りろ、という衆議院議員は多いのですが、二大政党の敵。

 時事放談初出演で、代表選前倒しに言及した、3期46歳の玉木雄一郎さん、メールマガジンで岡田さんの人格批判を繰り返した3期57歳の逢坂誠二さんも、責任ある政治に不向きです。

◆経済音痴をさらけ出す政治家に首相はできない

 まして、玉木さんは物価上昇率と経済成長率を混同した経済理論を開陳する経済音痴。野田さんも、日銀短観に中小零細企業を入れるべきだという傾斜生産方式を理解しない「瓦版」を配布。6期56歳の長妻昭さんは「成長と分配」を「分配と成長」と言い換える謎理論。どうやらグラフのX軸が右から左に逆流しているようです。

 金融(もはや財政を包含する概念)システムと国際秩序が、せっかく不安定(←不謹慎だという批判は受け付けません、それが私の二大政党論)だから、岡田ネクスト首相に、成田知巳委員長、春日一幸委員長、竹入義勝委員長なみに長期間やってもらえばいいです。そうすれば、いつか相対第1位会派に浮上します。

 不安定だから、代表の地位は安定させないといけないのです。

 7期50歳の古川元久さんはきょねん出版した著書「財政破綻に備える 今なすべきこと」はすべて理論が正しい。ところが、8期52歳の枝野幸男さんに比べて、明らかに役職に恵まれていない。

 さはさりながら、枝野さんの8期だって、自民党では初入閣を目指している人がいるような期数。

 私は、7期の古川さんがもっと浮上し、長老を大事にする政党ができてほしいです。パワーバランスを崩しましょう。

◆田中蔵相は46歳で「首相になれるかもしれない」と語ったが、実際の総裁選出馬は54歳。

 田中角栄先生は46歳のときに「首相になれるかもしれない」と大蔵大臣室で語りました(佐藤昭「私の角栄日記」)が、自民党総裁選初出馬は54歳です。蓮舫さんは48歳。なぜ生き急ぐのか。蓮舫さんは首相になったら、厚労省のビッグデータを使って歳出削減をしたいそうです(1日の橋下徹さんのテレビ朝日番組)。財務省の犬であって、首相ではない。

◆代表選は中止し、解党の是非を問うべし

 とにかくもう、民進党は駄目です。私の手元にも初代党員登録のハガキが来ていますが、代表選ではなく、解散の是非を問う投票にした方がいいでしょう。

◆衆院総支部に1000万円配り国庫に返納すべし

 民進党は、衆議院総支部(現職議員含む)に1000万円を配ったうえで、残額を国庫に返納し、解党(解散)すべきです。来年4月20日には政党助成金が新しい各党に入ります。

◆憲法改正手続き国民投票法の前には、安倍首相の抜き打ち衆議院解散はない

 そのすきをついて、衆議院を解散されたら、憲法改正手続き国民投票より先に国政選挙があることになります。小党分裂でも、小選挙区候補が乱立するのは経済的に無理だし、ある程度集約できるでしょう。組織は極めて大事です。それは否定しません。ただもっとも要になるのは、より良い首相候補を担げるかどうかです。

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二大政党、民進党の対自民党惜敗率は東日本で64%、西日本で46%、統一国家として深刻な状態

2016年07月12日 07時50分31秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]西郷隆盛像、東京、2016年5月、筆者・宮崎信行撮影=写真と本文はあまり関係ありません=。

 第24回参院選(2016年7月)の比例代表得票数の「二大政党率」で、東日本と西日本で深刻な違いがあることが分かりました。

 衆議院の比例ブロックの関係もありますので、東日本は北海道ブロックから東海ブロック、西日本は近畿ブロックから九州・沖縄ブロックに分類しました。

 筆者の計算では、

 東日本では、自民党が1314万票を獲得し、民進党は850万票。これを「惜敗率」で見ると、民進党は対自民党で64%の惜敗率となります。

 西日本では、自民党が704万票で、民進党が326万票。惜敗率は46%となり、ダブルスコア以上です。

 民進党の対自民党惜敗率が東日本で64%、西日本で46%となったのは、明治維新以来の歴史的経緯がひそんでいるかもしれません。

 今後の戦略として、西日本で民進党が自民党を組織、得票数でしのぐのは極めて至難の業です。ただ、英国でも保守党がイングランド、労働党がスコットランドで強く、北アイルランドでは二大政党が候補者すら立てられない状態で、まさに「連合王国」です。

 歴史的経緯がある佐賀、大分両県でも自民党は民進党にダブルスコアをつけており、西日本は総崩れ。

 国家観を含めて、政権交代ある二大政党政治の理論再構築が必要となりかねない事態と感じます。

 異次元の金融緩和の着地をめぐって、大きく環境がかわる可能性も、中期的には、あり得ます。

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引退の直嶋正行さん「ベアを獲得しても、天引きされる税金等がそれ以上に上がれば、手取りは減ります」

2016年05月31日 18時04分03秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[画像]直嶋正行さん、2016年5月19日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 わが青春のすべてである「細川・羽田政治改革内閣」を民社党1期生として支え、わが青春の頂点である「新進党」を結党から支え、そして我が人生で初めて1人で任された「新党友愛」のメンバーであり、そして、尊敬する「岡田克也先生」の側近であった直嶋正行さんの引退の日が近づいてきました。

 あすの参議院本会議が最後の国会となります。任期は7月25日まで。

 直嶋さんはメールマガジンを31日付で発行しました。

 この中で、「 さて、私の国会議員としての任期も、残り2か月(725日)を切りました。今回は24年の議員生活を振り返り、感じた二つのポイントをお伝えしたいと思います」としました。

 そして、
一つは、「政治が皆さんの生活に直結している」と言うことです。私が議員になった当初より、いまの方がその傾向が顕著です」

 としました。

 具体例として、

 「皆さんの給料明細に載っている、毎月給料から天引きされる税金や保険料は、国=政治が決めます。いくら労使交渉でベアを獲得しても、天引きされる税金等がそれ以上に上がれば、手取りは減ります」。

  としました。

 「もう一つは、「皆さんの代表を国会に!」と言うこと。前述したとおり、政治は皆さんの生活に直結します。だからこそ、自分たちの立場や気持ちが分かる人を国会に送り出し、自分たちの代弁者として声を挙げてもらわなければなりません。国会議員は717名いますが、それぞれに支援者が違います。私は、生活者、納税者、消費者、働くものの立場に立って政治が出来るのは、民進党しかないと確信しています」と断言しました。

 皆さんには、「政治に無関心でも、無関係ではいられない」このことを念頭に、政治と向き合ってほしい、そして投票に行ってほしいと願います。 」 と、24年間を締めくくりました。

 お疲れ様でした!!!!!

 ◇

 自動車総連は、直嶋正行さんの後継者として、濱口誠(はまぐち・まこと)さん=写真=を擁立。

[写真]濱口誠さん、民進党ウェブサイトから。

 民進党は結党と同時に濱口誠さんを公認しました。

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民進党がロゴマーク発表、岡田克也代表「共に未来に進む躍動感」

2016年05月19日 09時27分08秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 民進党はロゴマークを発表しました。

 岡田克也代表が平成28年2016年5月19日(木)発表しました。

 上の画像は下のYouTubeからのスクリーンショットです。



  岡田克也代表は「共に未来に進む、躍動感があるマークだ」と語りました。

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参議院の小坂憲次先生「政権交代ある政治忸怩たる思い」塩崎村史「青年の自由民権への情熱」から126年

2016年04月08日 17時15分23秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 私の18歳。

 早稲田大学政治学科学生として、全国学生交流会(NSC)で、自民党青年局での会合。そして、参議院長野選挙区で、新人の北澤俊美候補の応援。

 自民党青年局次長で、自民党長野県連所属の衆議院議員だった、小坂憲次さんは、2009年に衆で議席を失い、2010年から参に転じました。その後、2012年、2014年の衆院選では小坂家は立候補していません。

 小坂先生は、参で、2016年4月8日、永年在職表彰を受けました=画像・参議院インターネット審議中継からスクリーンショット=。しかし、この夏の改選には立候補しないことになっています。

 1990年初当選の小坂さんは「リクルート事件による政治とカネの問題による政治不信の高まりとベルリンの壁の崩壊により冷戦の終焉が宣言された」と初当選時を振り返りながら、「政治改革では政権交代可能な選挙制度を党派を超えて議論した」「選挙制度改革は当時議論していたものとは若干違うものとなった」「忸怩たる思いと、議員としての至らなさを感じる」と語りました。

 小坂さんの参での演説はこれが最後になると思われます。

 ソンシと言っても兵法ではない。村史。村の歴史です。

 私のルーツである、塩崎村史に次の記述があります。

 

[写真]塩崎村史の304ページ、筆者撮影。

 明治23年、1890年の、第1回衆議院議員総選挙で、村の青年部が小坂家(小坂善之助候補=当選)ではない滝沢候補を応援したという記述があります。

 「民権論と自由党の運動が村の青年を刺激して長谷倶楽部勃興させた」

 「青年の自由民権への情熱は明治23年の衆議員選挙当時に現れた。(長野1)区の小坂、小林、滝沢の3候補に対し、青年はひとしく滝沢氏を推した。彼は当時財力少なく、かつ37歳の少壮民権家であったが、青年の運動利あらず小坂氏当選となったという」(塩崎村史304ページ)。

 塩崎村の青年は自由民権の情熱から、日本最初の政党である、板垣自由党を押し、滝沢候補を応援したが、財力に勝る小坂候補が当選したという記述です。この中で、「長谷倶楽部」は、村の中でも私のルーツの集落です。

 塩崎3000石の偉大な歴史を持ちながら、幕府直轄領で明治維新を迎えた塩崎村の先祖たちが、自由民権に燃えた若き日の姿を彷彿とします。

 それから、126年。小坂家は今でも資力にまさり、信越化学工業、信濃毎日新聞社(注・小坂家は創業家ではない)を経営していますが、小坂さんが勤めた日本航空が外国で税逃れにかかわったのではないかと疑いを持たざるを得ない、「パナマ文書」というものが出ています。

 衆議院長野1区で下野後も小選挙区当選を続ける、民進党・篠原孝代議士は、きょう、NHK入り第1委員室に登場する予定ですが、政府の情報黒塗り文書の姿勢に反発した民進党の抵抗で国会が空転し、先送りとなりました。事あるごとに同党の岡田克也代表にたてつくことには眉をひそめざるをえませんが、独立した代議士としてのふるまいです。

 「青年の自由民権への情熱」ーー126年前の塩崎村の先祖の思いをこれからも私が引き継いでいきます。

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郡司彰・参議院議員会長「民主党が果たしてきた役割は大きいし、民進党でもしっかりがんばっていきたい」

2016年03月24日 21時33分20秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[画像]郡司彰・民主党参議院議員会長、2013年8月7日の参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 民主党・新緑風会の最後の参議院議員会長で、民進党初代参議院議員会長となる、郡司彰さん(元農相=第24回参院選茨城県選挙区(改選定数2)民進党公認候補内定者)は、平成28年2016年3月24日(木)、定例記者会見を開き、YouTubeで公開されました。

 郡司さんは「明治維新から10年後に西南戦争、終戦から10年後に55年体制、民主党ができてから14年後に政権をとれた」との近現代史感を披露し、「一つの政党が認知され、信頼されるまでには時間がかかる」。

 郡司会長は「1人1政策」がモットー。

 「法案を作り、政策を考えるということに力を費やしてきたことが、結果として国民の皆さんから信頼を得ることにもつながった」

 「再び信頼を得るためには、同じように時間がかかるかもしれないが、パフォーマンスではなく地力をつけること、それぞれの議員の政策立案能力を党全体として磨き上げ、政策に変えていくということが、もう1度求められている
」と語りました。

 そのうえで、「政権交代を成し得た民主党が日本の政治史の中で果たした役割は大変大きい。民主党が歴史に残した足跡は大きいと思うし、誇りに思っている」と述べました。

 そして、「これからもまた、しっかりと頑張っていきたい」と締めくくりました。

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民進党、新ロゴタイプ、いいね! 岡田克也初代代表は政権交代後も使用の考え

2016年03月22日 21時16分43秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[画像]民進党のロゴタイプ、新党協議会・党名検討チーム(赤松広隆さんら座長)提供。

 民進党は平成28年2016年3月27日(日)の船出を前に、ロゴタイプを決定しました。

 清潔感ある白地に、信頼感ある黒文字。

 ヨコ位置は。



 タテ位置は。

 
 
民進党の岡田克也初代代表は、政権交代後も使用する考え。 

もう一度、


 三回も出さなくていいか(笑)

いいね!


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枝野幸男幹事長、改革結集の会に民進党参加を打診

2016年03月16日 15時10分09秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]枝野幸男幹事長、2016年2月、国会内、筆者・宮崎信行撮影。

 枝野幸男幹事長は、平成28年2016年3月16日(水)の記者会見で、

 改革結集の会に民進党に合流するよう打診したことを明らかにしました。

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新進党を解党した小沢一郎氏側団体が政治資金収支報告書に誤りを認め、修正へ

2016年03月07日 10時09分14秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]新進党を解党した小沢一郎氏、2014年、都内、筆者・宮崎信行撮影。

 政権交代ある二大政党政治を裏切った、小沢一郎氏が解党した新進党の存続政党で、与党経験もある、旧自由党(小沢一郎党首)の政治資金団体で、民主党に合流後も、解散せず、その他政治団体として地下で存続する

 「改革国民会議」

 の政治資金収支報告書に誤りがあったことが分かりました。

 改革国民会議は平成28年2016年3月7日朝、筆者・宮崎信行の指摘で、誤りを認めました。「総務省で訂正する」と語りました。

 誤った記載があったのは、小沢氏の側近である、平野貞夫さんが代表者と会計責任者を兼務する、「改革国民会議」の平成26年2014年定期公表分の収支報告書。

 平成26年8月18日に、日本青年館ホテルに対して、370万円の「講師料」を支出。

 これに先立つ、3月4日分の427万円の支出分は、「施設利用料」に仕訳ています。

 これとは別に、同団体は収入として、「小沢一郎政治塾」の冬季合宿223万円(2月8日)、夏季合宿160万円(7月17日) を計上。

 収入より支出が多いことから、小沢一郎氏政治塾の費用は、改革国民会議から補填されていると考えられます。

 この8月18日の「講師料」について、「施設利用料」の誤りではないかと指摘した筆者に対して、小沢氏側団体は誤りを認めました。

 自民党羽田派および新生党(羽田孜党首)である「改革フォーラム21」に対して改革国民会議は5000万円を寄付。新進党結党に伴い解散していたと誰もが思っていた団体が、それから22年が経った今も存続し、13年前に解散したと誰もが思っていた団体から、逆に寄付を受けるという複雑な構図となっています。

 自民党羽田派、新生党、新進党、自由党とも、小沢氏の私有財産では有りません。が、小沢氏主導の「解党ビジネス」がなおもくすぶっていることを感じました。 

 デモクラシーは、シンプルイズベストです。

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民主くん勇退へ 党職員の「最後の新党」への雇用維持明言せず、新進党の解党の爪痕未だ深し

2016年03月03日 17時54分40秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]民主党代表としての記者会見にのぞむ、岡田克也さん、2016年3月3日(木)、東京・千代田区永田町の民主党本部、筆者・宮崎信行撮影。

 民主党代表の岡田克也さんは、今週発足した新党協議会が移行して平成28年2016年3月27日(日)に結党する「最後の新党」(名称は未定)に関連して、民主党公認キャラクター「民主くん」について、「枝野幸男幹事長は非公認として存続してもらう考えもあるようだ」としながら、「党のマークが変わるので難しい。私はハローワークを紹介して、職業訓練を党(現民主党)として受けさせたい」とし、引退してもらうことを明言しました。

 民主党本部と維新の党本部の職員の雇用に関しては、「それも幹事長のところで(両党の方針について)整理していただく」と語りました。

 筆者・宮崎信行は全員に「最後の新党」の職員になってほしいと考えています。

 自民党本部は定年65歳で、自民党系広告代理店(そのときの自民党幹事長が充て職で社長)がありますが、下野時に「総裁選党員名簿貸出料」などの不明朗な支出を石原幹事長らが整理しました。 

 民主党本部は定年60歳とはいえ、1998年4月の結党以来、二大政党(与党第一党か野党第一党のいずれかの政党)でいるため、徐々に待遇は上がっていました。

 ただ、新進党解党の爪痕は未だ深し。1997年12月の小沢一郎党首による新進党解党により、「エリート職員」が存続政党の自由党に組織・勤務場所とも移行し、それ以外の職員は民主党本部などに転職。ところが、その自由党の党勢がすこぶる低迷し、2003年に、菅直人代表・岡田克也幹事長率いる民主党に逆に吸収合併されたため経緯が複雑になり、現在に至ります。今でも、党本部の党務委員会事務部長を含む幹部級職員は、新規採用時の政党が、日本社会党、経世会、新党さきがけ、社会民主連合、民社党などに分かれており、複雑です。

 小沢一郎氏が何もかもめちゃくちゃにしたので、私は小沢一郎氏ではなく、悪魔一郎氏と呼ぶべきだと考えます。

 岡田克也さんは、民主党の政調会長、幹事長、代表として、採用の透明化、部署の定期的な異動、男女共同参画、分煙などに取り組んできました。

 対する自民党は、65歳定年と恵まれていますが、定年後の天下り先の会社に自民党本部が選挙時の広告宣伝費を払っていたり、総裁選時に各陣営が「党員名簿貸出料」を収めるなど、不明朗な点もありましたが、下野時の谷垣総裁・石原幹事長の下で整理され、政権交代につながった経緯があります。

 私が聞く限り、民主党と維新の党の全員が「最後の新党」の職員になるようです。

 ただ、新党騒ぎには、こういった冬の気配ももたらすことを、新党構想を煽る、一部議員、一部マスコミ、一部国民にはそれをかみしめて、「最後の新党」が発足する、3月27日の春を迎えてほしい。

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民主党代表と維新の党代表「政権交代可能な政治を実現することは多くの国民の願い」【追記有】

2016年02月26日 18時25分44秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]新党確認文書をとりかわす、左から、今井雅人、松野頼久、岡田克也、枝野幸男各衆議院議員、2016年2月26日(金)、国会内常任委員長室、筆者・宮崎信行撮影。

 今週急転直下で動いた、民維新党。金曜日に調印にこぎつけました。

  「政権交代可能な政治を実現することは、多くの国民の共通の願いである」ーー

 このように書き込んだ、「確認事項文書」を、岡田克也さん、松野頼久さんらが、平成28年2016年2月26日(金)午後2時過ぎに署名し、取り交わしました。

 「民主党と維新の党は遅くとも3月中に新党結成をめざす」として、岡田さん、松野さん、枝野幸男さん、今井雅人さんの4名による「新党協議会」を設置しました。

 この下に、党名チームと、綱領・政策チームを設置。新党の名称は「新たな党名を客観的な手法による最終決定する」とし、議員・党員らの投票ではなく、世論調査方式で決める意向を岡田代表は、この後の記者会見で示唆しました。

 新党協議会でえられた結論は、五月雨式に、両党が党議決定することになりました。岡田さん、松野さんはここ数年、代表・幹事長として党内がまとまらない苦労を続けてきましたが、ここから先は、党の仲間を信じ切る覚悟ができたようです。

 代表は岡田克也さんが務め、7月の第24回参院選後に代表選を行うことにしていますが、参院選に勝てば、岡田代表・ネクスト首相が無投票で続投し、第48回衆院選(2018年12月までのいずれかに施行)で政権交代に挑戦します。

 確認事項文書には「理念・政策の一致を前提に、その他の政党・会派等に対し、幅広く結集を呼びかける」とありました。この後の記者会見で問われた岡田代表の発言によると、衆議院に限れば、今国会中は、民維2党までということになりそうです。

 とはいえ、民共維生社の5党幹事長・書記局長による、「5野党連携協議会」は、「車の両輪」(岡田代表)と位置づけ、国会対策や候補者調整で、連携を続けていくことになります。

 調印式後の記者団とのやりとりでは、最優先する政策について、松野代表が「行政改革」と語ったのに対して、岡田代表がすぐさま「共生社会」と発言するなどしましたが、岡田さんは「野合の何が悪い」と開き直り、政権交代可能な二大政党政治のために結集することが最優先である考えを示しました。

【追記 2016年2月27日】

 調印式後の記者団とのやりとりで、岡田さんは次のように語りました。

 本日を日本の政治の流れを変える歴史的な日にしたい。安倍政治に不安や不満を持つ人の受け皿になります。今回のこの新党を最後にして、必ず政権交代可能な新党になる。私にとりましても、25年の政治生活の集大成にしたい。そのためには、参院選に勝って、政権交代にチャレンジしたい。

【追記終わり】

 きょうは、2・26事件から80年。岡田内閣が倒れてから80年。


[画像]2・26事件を伝える、1936年2月27日付の朝日新聞号外。


 [写真]雪降る官邸、左側の首相公邸は、80年前は首相官邸だった=2014年2月14日、筆者・宮崎信行撮影。

 2・26事件の当日は雪でした。 上の写真は違う日の雪の官邸です。

 きょうの調印式直後、午後2時45分の国会。


[写真]国会議事堂、2016年2月26日午後2時45分、筆者・宮崎信行撮影。

 80年後の2・26は、乾いた高い青空が広がっていました。

 2・26事件の本質は、陸軍省の職員が起こした反乱を、首相(海軍省出身)、秘書官(大蔵省など出身)、警察官(警視庁)が収めきれず、陸軍省幹部(石原課長ら)が鎮圧したことによって、陸軍省主導政治がそれから9年間続いたことにあります。

 与党だろうと、野党だろうと、国民の代表である国会議員主導の政治が必要であり、政権交代可能な政党は2つないと、日本国の持続可能性は生まれません。

 青空の2・26ですが、よく見ると、中空に雨雲があります。

 潤いのある野党運営は、代表だけでなく、有権者にも求められています。

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

[お知らせはじめ]

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インターネット版官報

[お知らせ終わり]

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18年前に新進党を解党した小沢一郎氏が「18歳よ、大志を抱け」とはお笑いだ

2015年12月21日 12時48分48秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]小沢一郎さんの肖像画、衆議院分館、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショットしてトリミング。

 新進党を解党(壊党)した小沢一郎氏(悪魔一郎氏)のインタビューが平成27年2015年12月21日のスポーツ紙に掲載されました。

 この中で、新進党を解党(壊党)し、政権交代ある二大政党政治での日本の持続可能性を一回破壊した小沢一郎(悪魔一郎)は、

 「若い人には、大人が現実に打ちのめされている姿を見たとしても、将来に向けて志を持つことが大事だと思う。クラーク博士は「少年よ大志を抱け」と言った。若い人は無限の可能性がある。できるかできないか分からなくても、それに向かって進む気概と志、夢をぜひ持ってほしい。18歳の人が選挙権を持つのだから、全員投票に行ってほしい」と、ぬけぬけと述べました。

 ことし18歳は、平成9年1997年生まれ。同年末、政権交代ある二大政党政治をめざし、細川護熙・羽田孜内閣の与党メンバーと、幾分かの衆参1期生議員で構成された、新進党は小沢一郎氏の一存で解党(壊党)されてしまいました。

 さて、ことしの紅白歌合戦には、マッチこと近藤真彦さんが19年ぶりに出場します。19年ぶりの復活です。

 では、新進党は18年ぶりに復活できるでしょうか?できません。なぜならば解党されてしまったからです。それは人で言うところの「死」だからです。

 3000年、いや、4000年生きたい。しかし、人はいつか死ぬ。しかし、国は生き続ける。

 少国民から、国民になった、18歳・19歳に求められることは、安倍自民党と岡田民主党の二者択一で日本の持続可能性を高めることなのです。

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
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ねじれ解消の日本の国会の信頼度は31%に回復、ねじれの米国連邦議会は27% ギャラップ・読売調査

2015年12月11日 07時34分00秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 きょうの読売新聞で、2015年11月中下旬に日米おのおの1000人超に実施した世論調査の結果が報じられました。

 ここで国会の支持率が大幅に上昇し、30%台を回復しました。

 日米共同世論調査は、2001年11月以降毎年行われています。アメリカでは世界初の世論調査会社である「ギャラップ」、日本では読売新聞社が実施。ともに、1000人超にRDD(ランダム・ディジット・ダイアリング)

 2001年、2006年、2011年の調査をG-SERCHで出してみました。

 2001年調査は、「信頼できる組織、公共機関をいくつでもあげてください」で、
 「首相」が31%、「国会」が10%、「中央省庁」8%で、「とくにない」が25%でした。

 この年は調査順が後ろなので疲れたのかもしれませんが、「とくにない」のしらけ世代を感じました。中央省庁の低さは、1998年のノーパンしゃぶしゃぶ事件(大蔵省・日銀接待事件)の影響もありそうです。

 2006年調査では、「首相」が53%、「国会」が30%となりました。

 その後、当ブログが始まった後、

 2011年調査では、「首相」が29%、「国会」が17%。大震災での民主党政権の未熟さと、衆参ねじれによる参議院自民党のえげつなさが影響したように感じます。

 そして、2015年調査では、「首相」が44%、「国会」が31%に回復しました。安倍首相の安定政権と、衆参ねじれ解消後の岡田民主党の責任野党路線がともに評価されているようです。

 日本国内では、2015年、自衛隊の74%が最も多く、大企業の27%が最も低くなっています。

 日米比較では、2015年、首相の44%に対して、大統領が43%。国会の31%に対して連邦議会が27%。中央省庁の31%に対して連邦省庁が41%となりました。ギャラップの調査では、連邦議会はいつも低く、とくに上院、下院を分けた調査では、下院が圧倒的に低い傾向があります。今回の調査は「連邦議会」ですが、ねじれ国会(The DIvided Government)のもと、ベイナー下院議長が同国憲政史上初めて、議長のみならず議員まで辞める事態になった直後の調査。もともと米国では連邦議会、とくに下院議員は利益優先で軽蔑される傾向があります。このほか、ギャラップの調査ではいつも通り、軍隊が92%と断トツ。日米ともテレビは低下傾向。寺・神社・教会の46%に対して教会は74%。ただ、日本でも宗教施設・組織への信頼度はかなり高まっています。また、日本では学校、病院が低下傾向なのに、米国では上昇傾向です。これは、予算や利用料を含めた日本の財政難が影響しているのかもしれません。日本では地方自治体の信頼度が上がり続けており、扶助費など社会保障関係の政策が身近になっていることが浮き彫りになっているのかもしれません。

 毎年のデータを掲げると、もう少し見えることもありかもしれませんが、ここで引用したものは無料で公開されているものではありませんので、2001年、2006年、2011年、2015年(けさの読売)の4年分のみの簡単な紹介ということで、ご理解ください。

 いずれにせよ、ねじれ解消の国会の支持率は31%に回復し、中央省庁の31%と同様、労働組合の33%、大企業が27%となり、大企業が最も信頼度が低いことになります。

 私に言わせれば、多様な意見を与野党、衆参が反映させ、時間もかかる議会の信頼度が低いのは当然に思えます。ただ、日本の国会が30%台を回復したのは朗報だし、中央省庁とまったく同率、大企業よりも信頼度が高いのですから、最大野党・岡田民主党はもっと自信を持って、来月4日からの第190回通常国会にのぞんでほしいと考えます。

 付け加えると、日本は固定電話のみですが、ギャラップは固定電話、携帯電話双方での、RDD(ランダム・ディジット・ダイアリング)のようです。それと、ギャラップが継続している、「国会」支持率も日本で継続的にやることを願いたいところです。

[以下は、G―SERCHから、読売新聞の過去の記事を、コピペしました。内容を変えない範囲内で、抜粋して、冒頭のタイトルのみ筆者が付け加えました。2015年11月調査は、筆者が読売新聞を見て、手で入力しました]
 
2001年11月の調査=日本は昭和56年1981年以降生まれ

◇質問と回答(数字は%)

《日本》《アメリカ》次に読みあげる国内の組織や公共機関などの中で、とくに信頼しているものがあれば、いくつでも選んで下さい。

      日本            米国

・首相      31.5   ・大統領   86.7

・国会      10.5   ・連邦議会  75.7

・警察・検察   23.2   ・警察・検察 75.0

・裁判所     26.1   ・裁判所   63.9

・自衛隊     24.6   ・軍隊    93.8

・寺・神社・教会 17.7   ・教会    85.2

・中央省庁     8.0   ・連邦省庁  67.7

・地方自治体   19.3   ・地方自治体 70.3

・学校      19.9   ・学校    75.5

・病院      29.1   ・病院    81.9

・新聞      37.1   ・新聞    57.3

・テレビ     26.4   ・テレビ   50.2

・大企業     10.8   ・大企業   58.6

・労働組合    12.6   ・労働組合  53.9

・その他      0.9   ・その他   13.2

・とくにない   25.4   ・とくにない  0.5

・答えない     5.3   ・答えない   ---

2006年11月=日本は昭和61年1986年生まれ以降

 【質問と回答】

 〈日〉が日本、〈米〉がアメリカの質問。

 (数字は%、数字の左側が日本、右側が米国の結果)

 〈日〉〈米〉次に読みあげる国内の組織や公共機関などの中で、あなたが、とくに信頼しているものがあれば、いくつでも選んで下さい。

         日本            米国

・首 相     53.8  ・大統領   46.2

・国 会     30.4  ・連邦議会  47.6

・警察・検察   42.1  ・警察・検察 74.4

・裁判所     61.3  ・裁判所   63.7

・自衛隊     59.4  ・軍 隊   86.5

・寺・神社・教会 43.9  ・教 会   70.1

・中央省庁    23.8  ・連邦省庁  51.4

・地方自治体   34.2  ・地方自治体 63.8

・学 校     35.7  ・学 校   71.8

・病 院     55.6  ・病 院   81.9

・新 聞     67.6  ・新 聞   52.3

・テレビ     46.9  ・テレビ   43.6

・大企業     30.0  ・大企業   43.4

・労働組合    28.7  ・労働組合  45.5

・その他      0.4  ・その他   16.2

・とくにない    5.0  ・とくにない  0.6

・答えない     0.4  ・答えない   ---

2011年11月調査

 ■質問と回答(数字は%)

 (数字の左側が日本、右側が米国の結果。( )は米国での質問、/は調査なし。)

 ◆次に読みあげる国内の組織や公共機関などの中で、あなたが、とくに信頼しているものがあれば、いくつでも選んで下さい。

         日         米

・首相      29 ・大統領   44

・国会      17 ・連邦議会  20

・警察・検察   43 ・警察・検察 69

・裁判所     57 ・裁判所   55

・自衛隊     75 ・軍隊    91

・寺・神社・教会 42 ・教会    75

・中央省庁    25 ・連邦省庁  40

・地方自治体   49 ・地方自治体 51

・学校      56 ・学校    64

・病院      69 ・病院    84

・新聞      59 ・新聞    50

・テレビ     39 ・テレビ   46

・大企業     26 ・大企業   35

・労働組合    31 ・労働組合  43

・その他      0 ・その他    -

・とくにない    5 ・とくにない  -

・答えない     1 ・答えない   1

2015年11月調査

■質問と回答(数字は%)

(数字の左側が日本、右側が米国の結果。( )は米国での質問、/は調査なし。)

◆次に読みあげる国内の組織や公共機関などの中で、あなたが、とくに信頼しているものがあれば、いくつでも選んで下さい。

         日         米

・首相      44 ・大統領   43

・国会      31 ・連邦議会  27

・警察・検察   56 ・警察・検察 71

・裁判所     65 ・裁判所   56

・自衛隊     74 ・軍隊    92

・寺・神社・教会 46 ・教会    74

・中央省庁    31 ・連邦省庁  41

・地方自治体   51 ・地方自治体 58

・学校      52 ・学校    66

・病院      67 ・病院    88

・新聞      59 ・新聞    50

・テレビ     37 ・テレビ   42

・大企業     27 ・大企業   38

・労働組合    33 ・労働組合  48

・その他      - ・その他    -

・とくにない    4 ・とくにない  -

・答えない     0 ・答えない   1

 [おわり]

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きょう新進党立党21周年

2015年12月10日 06時52分07秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 おめでとうございます。

 新進党は平成6年1994年12月10日(土) に立党しました。仮に残っていれば21周年だったことになります。

 同年、第79代細川護熙内閣が総辞職し、第80代羽田孜内閣が予算を成立させたあとに総辞職。首班指名で、自民党・社会党が村山富市首相を当選させ、村山内閣となりました。

 平成6年一般会計の当初予算書を見ると、歳出入は73兆円で帳尻が合っています。歳入のうち、税収が52兆円。公債が13兆円。今と違って、郵政省の「印紙代」が1・3兆円、運輸省の「貸付金の回収」が0・8兆円などが多くて、73兆円で予算を組めたようです。税収は今と同じ、歳出は今の4分の3。特別会計予算書を見ると、公債のキャッシュフロー(借換債などを含む)は年間50兆円が回っていますから、今の3分の1です。

 日銀の実質実効為替レートでは、このときの円(JPN Yen)は日米の歴史上最も価値が高く、歴史上最弱の現在の2倍以上の価値がありました。

 新進党立党の熱狂から、あけて平成7年、政党助成法(平成6年2月4日法律5号)にもとづき政党交付金は年額ベースで、自民党が131億円、新進党が86億円となりました。

 ただ、不思議なことに、新進党本部が入っているビルの1・2階は三和銀行(現・三菱銀行)だったのに、なぜか三和銀行が新進党に営業に来なかったと、新進党の財務・経理実務職員(現在は民主党財務委員会の事務職員幹部)は語っています。自民党の圧力を恐れたのかもしれませんね。

 あけた平成7年1995年は、日本にとっては大災厄。明けて1月に阪神・淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件が起き、与党・村山自民党・社会党内閣は批判を浴びます。

 7月の第17回参議院議員通常選挙は、新進党は1250万票(得票率30%)で自民党の1100万票(得票率27%)を凌ぎました。ただ、改選定数複数の選挙区では、新組織の結束を優先して1人に絞ったので、改選第1党は自民党に奪われましたが、大躍進を遂げました。

 住宅ローン専門の金融機関があいついで倒産。新進党の「住専に税金を使うな!」デモで、平成8年当初予算書が衆議院で修正(形式上与党・自民党委員が発議)されました。政府原案が国会で修正されたのはこれが最後となりました。

 そして、平成9年1997年、11月に北海道拓殖銀行と山一証券が相次いで倒産し、苦し紛れの橋本自民党は「補正予算で特例公債を発行して、所得税2兆円特別減税」を発表。その月、小沢一郎(悪魔一郎)党首によって、新進党は解党されてしまいました。

 平成10年1998年7月、2兆円特別減税は1回きりなのか、恒久措置なのか、答えられなくなった橋本首相は、第18回参院選で民主党に大敗して、首相を辞めました。

 みなさんも、今の年齢から21を引いてみてください。

 私は新進党立党のときに、ハタチでした。第17回参院選は、大学のゼミ合宿の当日だったので、事前に同級生に働きかけて、東京・千葉・神奈川選挙区などで、期日前投票をしてもらいました。21年経って、41歳。

 私は今、幸せです。

 きょう時点で41歳以上のあなた。あなたは幸せですか?

 まあ、与党公明党が軽減税率を実現しましたので、創価学会員の方にも個別にご感想をおうかがいしたいところです。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
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北海道拓殖銀行破綻からあすで18年、新進党解党3分の1が「しない方が良かった」

2015年11月16日 21時40分55秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]新進党解党を報じる、1997年12月の毎日新聞。

 いよいよ、あす17日は、北海道拓殖銀行破たんから18年になります。

 来年6月施行の改正公職選挙法では、拓殖銀行破たん後に、生まれた人が有権者になります。

 それから18年。北海道では、床暖房システムが備え付けだけども、一度もつけたことがない人が有権者になります。

 新進党が残っていれば、2000年には政権交代し、小渕内閣の特会借り入れバラマキはなかったでしょう。

 昨夜から今夜にかけてアンケートをとったところ、32%の人から「解党しない方が良かった」との回答をもらいました。


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 もちろん、自民党員の投票もあるでしょう。また自分は正しいと思い込む、正常性バイアスがかかっている人もいるでしょう。

 国民の一定数は、新進党は解党しない方が良かったと考えているようで、安心しました。

  来週はいよいよ、山一證券破綻から18年。

 12月27日(法律上は31日)には、新進党解党18年を迎えます。

 それにしても、テレビの街の声で、「(たくぎんが北洋銀行になるとは、)拓銀も落ちたものだな」とのんびり語っていた、当時20歳代から30代歳の男性は、あれから18年経ってどんな生活をされているんでしょうね?

このエントリー記事の本文は以上です。
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