ここのところ、ブログの更新回数が減っていることに気付いてくださっている読者の方も多いかと思います。これは別段、私が調子悪いわけでも、やる気をなくしているわけでもなくて、2001年以降の参院選イヤーでは、ゴールデンウィーク前後に大きな動きがある傾向があるので、ゴールデンウィークは遊びに行かずに消防士のように待機しようと思っています。4月前半に、いろいろ映画を見たり、美術を見たり、昼寝をしたりしています。
もちろん、どの委員会で何の法案が審議されているかはチェックしています。
さて、NHKの4月の世論調査について、ニュースでは放送されなかった部分で極めて面白い結果がありました。「NHK日曜討論」の島田敏男・解説委員が紹介していたのが下のパネルです。
「参院選での民主党単独過半数は望ましいか?望ましくないか?」の問いに対して、全体では、「望ましい」33%、「望ましくない」53%と与党・民主党には厳しい数字が出ました。
ところがこの内訳ですが与党支持者に限ると、76%が「望ましい」と極めて高い数字が出ています。これは私は正直、かなり驚きました。
そして、野党支持者の78%が「望ましくない」と答えています。このようなハッキリとした数字に触れて、日本もだんだんと二大政党制が定着してきたなと思います。
そして、無党派の61%が「望ましくない」、26%が「望ましい」と答えたようです。
このため、全体での「望ましい」が33%に押し下げられた格好です。
私は前々から、参院選ではしめつけは利かない、有権者は与党にお灸を据える傾向がある、そのときの景気に(衆院選以上に)左右されやすいと指摘してきました。
無党派の「望ましくない」が61%になる理由は、小沢一郎さん、あるいは鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」の問題から、民主党を信用できないというのが最大の理由だと言っておそらく間違いないでしょう。
参院選に向けて、私は今の体制で突っ込む可能性が高いかなと思います。2人区が話題になっていますが、私は現段階で共倒れがあるのは3人区だと思います。また、1人区もかなり落とすのではないかと推測しています。私は1人区と3人区に興味があります。
仮に負けても、民主党政権の任期は2013年8月まであります。ただし、トップ2のせいで、若い候補者やそのスタッフが討ち死にするのは不憫ですね。