【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【動画】【安倍晋三】元首相暗殺銃撃事件動画、崩れ落ちる安倍さん 地上波テレビで放送無し、ケネディ暗殺とは違った忖度報道

2022年07月08日 23時56分32秒 | マスコミ批評
 安倍晋三さんの暗殺について、エクアドルの「ラジオ3アンテナ」という報道機関とみられるツイッターに、日本で報じられていない、2発目が顎を貫通した瞬間の動画が載っていました。

 なぜ日本で放送されていないものが流通しているかは不明。

 放送局各局による、なんらかの忖度報道かもしれません。

 安倍さんの背後にいた、おそらく警視庁所属とおもわれる警護ないし警備の警察官が、後ろを振り向いて、トレンチコート上の防護衣が入っているはずの
アタッシェケースを後ろに向けていますが、本来ならば、警護対象者に覆いかぶされるのが通例だと、私は認識しています。

【追記 1:05】
 SPは、バッジを直していて初動が遅れたように見えます。さらに要人の後ろの道にいた奈良県警所属と思われる警察官が被疑者に向けて走ったさい、制服姿の女性学生とぶつかり地面に後頭部ないし背中をぶつける転倒をしたうえに頭を車の車輪に挟まれたように見える動きがあり、その警察官が女性の救護に動作を変えるなど、なんの備えもない状況のように見えます。【追記終わり】




【第26回参院選】あす最終日、泉健太・立憲民主党代表のマイク納めは川崎駅東口で元気玉炸裂だ!

2022年07月08日 20時15分55秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]3年前の改選候補の最終マイク納めの後、候補者を囲んで写真に納まる、立憲民主党神奈川県所属議員ら、牧山ひろえ参議院議員フェイスブックページから拝借。

 延長のない150日間の国会で、大型連休前後からフライングスタートした、18日間の第26回参議院議員通常選挙は、かなり長かった印象がありますが、あすで最終日。

 神奈川も、日本もいろいろありましたが、若くて精悍な泉健太代表の安定感とさわやかさが印象に残りました。

 その一方、2019年統一地方選挙後、立憲民主党躍進の牙城となった、神奈川県連では、残念な「民主しぐさ」がありました。

 泉代表と逢坂誠二代表代行は、あすの最終マイク納めの場所として、神奈川県・川崎駅東口を選びました。

 筆者が前回川崎駅東口に行ったのは、5月13日で、どんだけ長い参院選だったろうという気がします。



 ごらんのように、ほとんどが現職地方議員で明るかった3年前の神奈川のマイク納め。牧山さんは2位で、自民党のひとりだけの公認候補の票を上回る地方自治体が相次ぎました。例えば、早稲田ゆきさんの選挙区内地方自治体でもトップで、早稲田さんは昨秋の衆院選で2回連続小選挙区当選を果たしました。

 なかなか伝わらないなと感じることもあります。地方議員が「多い」のではなく「増えた」のです。例えば都市部だから「多い」のなら、2015年から2019年の神奈川は地方だったのでしょうか。日本語として全く違います。私は損益計算書の話をしているの貸借対照表の話をされても通じません。3年前にはある有力政治家から「でも、風は吹いていないよね」と言われて閉口して、しばらく本当に閉口していたこともあります。

 3年前からの3年間で、逗子など県西では議員選があったようですが、ほとんど人数は変わりません。神奈川県連所属の地方議員の年収は平均で2000万円、中央値で2200万円です。そんなことはごく一部の分かっている人は知っています。

 選挙は政策論争というよりお祭りですから、泉代表・逢坂代行が「人の血が通った」民主主義の仕上げのために、神奈川の元気玉を党本部に取り込もうとするのは、一番良い形だと考えます。

 以上です。

安倍晋三元首相死亡 

2022年07月08日 18時01分13秒 | その他
 NHKによると、安倍晋三さんが亡くなりました。およそ6時間ほど前に奈良県内で、後ろから自作した銃のようなもので撃たれていました。

 令和4年2022年7月8日(金)、午後5時台に亡くなったことが発表されました。

 筆者としては以前から気がかりだったのは、この写真。今から5年前の平成29年2017年6月26日に筆者が撮影したもの。ここは、東京都議会議員選挙のさいちゅうに東京都文京区立駒本小学校というところに設置された演説会場です。当地では、第18回衆議院議員総選挙の最中に、政権復帰を狙う最大野党・民政党幹事長である井上準之助・元大蔵大臣が車に乗り込むところを射殺されています。

 国政選挙中の要人の死亡は、この時と、浅沼稲次郎最大野党党首、大平正芳首相・自民党総裁の3例のみ。仮に私が自民党東京都連のスタッフだったら、現職総理総裁を、そういう場所には引き回さないです。

 私はこういうことをとても気にします。党派を問わず、残念です。

 以上です。

【参院選・長野1人区】杉尾秀哉さんが選挙運動再開「安倍(元)総理とは何度も対抗したが、自由闊達な議論をするのが議会制民主主義だ」

2022年07月08日 17時48分00秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[画像]選挙運動を再開した、杉尾秀哉候補、下条みつ衆議院議員フェイスブックページからスクリーンショット。

 安倍晋三さんが奈良県内で狙撃されてから、5時間が経ちましたが、立憲民主党本部からの指示で、長野1人区の立憲民主党公認の杉尾秀哉候補が選挙運動を再開しました。

 杉尾陣営は、最終日の前日のきょうは、標高3000メートルの地域もある、下条みつ・衆議院議員の総支部内でのスポット演説を繰り返す遊説日程を組んでおり、下条さんのフェイスブックページで生中継しています。

 杉尾さんは「私も安倍(元)総理とは、国会で何度も対抗してきたが、自由闊達な議論をすることが議会制民主主義だ。今回の安倍さんの事件。今の日本は本当に危機感がある。議会制民主主義から鍛えなおさないといけない。健全な野党がいて、チェック・アンド・バランスを働かせることでしか、議会制民主主義は機能しない。34年間記者として、6年間国会議員として見てきた私の結論だ」と、考えながら言葉を紡ぎました。

 報道によると、安倍晋三さんは、同日に長野県を遊説する日程があったものの、昨夜になってから、奈良県になったともされています。

 長野1人区は現職の杉尾さんに対して、自民党公認男性新人、維新公認男性新人らの激戦となっています。

 以上です。



立憲民主党の泉健太代表・西村幹事長ら、選挙運動継続を決断し、候補者・県連に通知 4時間ほど前の安倍氏狙撃で協議

2022年07月08日 15時47分05秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]泉健太代表・西村ちなみ幹事長ら立憲民主党の選挙対策幹部、ことし3月、同党本部内で宮崎信行撮影。

 今から4時間ほど前に、奈良県内で安倍晋三元首相・自民党総裁が狙撃されましたが、立憲民主党の泉健太代表・西村ちなみ幹事長らは協議し、「今後の街宣車や拡声器を使用した活動については、基本的に継続して行うこととし、その際には「テロ行為は許さない」「言論の自由は守る」などの姿勢を明確に伝えるなど、十分に配慮してください。集会等についても、同様といたします」との方針を決断し、候補者・県連幹事長及び選対責任者に発出しました。

 選挙戦はあす夜までで、選挙区での激戦はむしろ3年前より多く、およそ1日と数時間ほどの「最後の追い込み」攻防を迎えています。

 以上です。

安倍晋三さんの狙撃直後の写真がツイッターに投稿、左胸に血痕があり、確信犯的な犯行か、容疑者は既に逮捕

2022年07月08日 13時05分11秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして
 およそ1時間半前の狙撃直後の安倍晋三さんとみられる写真がツイッターに投稿されました。

 「著作権法41条」により、投稿者と連絡を取らずに、引用して報道することが認められています。

 NHKなどによると容疑者は既に逮捕されています。

 安倍さんの白いシャツの左胸に血痕があります。容疑者は一眼レフカメラとみられるデバイスをたすき掛けしており、心臓がある部位をねらったことが容易に推察されることから、極めて強い意思を持った、欧州・イスラム世界でいう「確信犯」とまではいかなくても、本人の独りよがりな信念にもとづいた「確信犯的な犯行」であることが、この写真から見て取れます。



【13:45追記】
 奈良県警などの確定していない諸情報では、一眼レフに似た自作の拳銃である可能性があります。官邸での秘書官経験者の福岡出身の中村格警察庁長官、静岡出身の大石吉彦警視総監の陰湿な性格の警察官僚の引責辞任は確定的。【追記終わり】
以上です。

立憲民主党は泉健太代表のきょうの遊説をすべて中止と発表

2022年07月08日 12時48分43秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[写真]東京プリンスホテルに設置された「第49回衆院選の立憲民主党開票センター」で午後7時50分頃に記念撮影した筆者、2021年10月31日。

 立憲民主党はさきほど2022年7月8日午後12時半ごろに、泉健太代表の「本日の遊説日程はすべて中止する」と発表しました。同時40分過ぎに「西村ちなみ幹事長もすべて中止する」と続けました。

 泉代表は、神奈川県内だけを集中的に街頭演説・徒歩遊説・街宣遊説をする予定でした。幹事長はそのころ、意外な激戦となった宮崎県の、日向市役所前でスポット演説する予定でした。

 理由は書いてありませんが、昼前の、奈良市での自民党の安倍晋三元首相の散弾銃狙撃・現時点で心肺停止を受けた措置。

 安倍晋三元首相狙撃を受けて、最大野党としての対応を今後検討するとみられます。

 なお筆者・宮崎信行は安倍さんが狙撃された時間帯は、東京都内の自宅・事務所にいました。今後も「安倍元首相・元総裁・現衆議院議員の奈良市周辺での容体」に関する情報がまとまって入ってこないでしょうから、こちらで各種テレビ・ネットで情報を集約・分析する考えです。

 以上です。

安倍晋三元首相狙撃さる、死の瀬戸際かも「悪夢の民主党」恨みを買う発言連発、政権交代なき政治の中で、アベノミクスで貧富の差が拡大10月24日に「現・山口4区で補欠選挙」

2022年07月08日 12時34分03秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして
[写真]さわやかな安倍晋三さん、3年前の第25回参院選初日の、令和元年2019年7月4日、宮城県仙台市青葉区で、宮崎信行撮影。

 安倍晋三元首相・元自民党総裁が、さきほど令和4年2022年7月8日(金)、第26回参議院議員通常選挙で維新男性新人・立憲女性新人に追い上げられている自民現職・佐藤啓(男性)候補を応援に訪れた奈良県内で、散弾銃で撃たれました。状況からして近く死亡することは避けられない見通し。

 有権者が「あの悪夢のような民主党政権」のプロパガンダで、2009年から2012にかけて、2000万票が民主党から自民党に動き、多くの衆議院経験者が生活費を稼ぐために政界を引退したことで、政権交代ある選挙が機能しなくなったことが、安倍衆議院議員自らの存在をなくそうとの動きにつながったのかもしれません。

 安倍さんは、前日に岡山県で「自民党公認で公明党非推薦」候補を応援してそれを惹起するツイートをし、神奈川県では野党・自民党初当選の現職で「恥を知りなさい」という当時の与党・民主党を挑発した言葉を蒸し返すなど、今回の選挙で挑発的な言動が続いていました。

  2012年12月の政権再交代後に就任された黒田東彦日本銀行総裁による「アベノミクス」での貧富の格差拡大への不満もあるのか、ここ1カ月で、血盟団事件がおきた「日本銀行本店・旧三井銀行本店」前の警視庁警察官の警備が増えるなどの変化を、筆者も感じていました。



[写真]筆者が気づいてた変化、先月2022年6月10日撮影の写真。下の写真は日本銀行本店前の警備員以外の警視庁警察官による警備が増えていたこの1か月間、上はあまり見慣れない「日銀の裏側」の写真で、後ろにうつる高層ビルは「旧・三井銀行本店・三井財閥本部」で血盟団事件が起きたところ。

 安倍さんは、1期先輩になる非世襲議員・立憲民主党の岡田克也衆議院議員よりも1歳若く、これからの活躍が期待されていました。

 総務省選挙部は、筆者の取材に答えて、2020年国勢調査を反映した「山口4区などを廃止して10増10減する新区割り」を落とし込んだ公職選挙法改正案については、仮に9月などの臨時国会で成立したとしても、改正法施行前になるため、10月24日(日)に山口4区補欠選挙になることを明かしました。丁寧な取材対応に感謝します。弔い選挙となるため、自民党公認の当選は確実とみられます。

 1人区ごとに県連代表の衆議院議員らを締め上げる「32勝0敗をめざす殲滅思考だ」と安倍さんの参院選思考を、筆者・宮崎信行は批判してきました。

 2009年総選挙から2012年総選挙までに2000万人の有権者が「民主党から自民党」にあっさり投票先を変えるなど「東日本大震災で静謐を保った」日本人の外では変わらず、あっさり行動が変わる陰湿さと、政治構造そのものを壊してしまう極端さで、政権交代より先に、安倍さんの心身が交代することになりました。

 以上です。