【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岸信夫防衛大臣旧統一教会「付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」

2022年07月26日 22時35分28秒 | 自民党
[写真]岸信夫防衛大臣、きょねん2021年5月、東京・千代田区大手町で、宮崎信行撮影。

 岸信夫防衛大臣はけさの閣議後記者会見で「旧統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」と述べ、岸家と原理の黒いつながりを明らかにしました。会見ラストに共同通信記者から問われました。

 岸さんは本人が30歳のころに、故安倍晋三元首相と兄弟であることを知りました。安倍さんは今月、旧統一教会によって家族を破壊された山上容疑者に射殺されました。インターネット上では「山上烈士」と支持する声も一部にあります。


[写真]安倍晋三元首相、4年前の2018年、国会内で宮崎信行撮影。

 岸さんは「具体的に運動員という形では手伝ってもらってはいないと思う。具体的には分からないが、電話作戦などがあったと思うし、ボランティアなどで手伝ってもらったケースはあると思う。あくまでもボランティアという形なので次の選挙でどうなるかはお答えできない」「選挙なので支援者を多く集めることは必要なことだと思う」と自らの行いを正当化に努めました。

岸防衛相は26日、旧統一教会に関連して「旧統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」と述べた。
岸防衛相は26日の記者会見で、旧統一教会との関わりについて質問されたのに対し、「統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」と述べた。
一方で、「具体的に運動員という形では手伝ってもらってはいないと思う。具体的には分からないが、(投票呼びかけの)電話作戦などがあったと思うし、ボランティアなどで手伝ってもらったケースはあると思う」と述べた。
その上で、今後の選挙でも旧統一教会の関係者に手伝ってもらうか質問されたのに対し、「あくまでもボランティアという形なので次の選挙でどうなるかはお答えできない」とした上で、「選挙なので支援者を多く集めることは必要なことだと思う」と指摘した。岸防衛相は銃撃されて亡くなった安倍元首相の実弟。

 以上です。

3発目の原爆被弾だと口の悪い人なら言いかねない、コロナ禍の日本の突出した感染拡大、軽井沢経団連で岸田無策、パンデミックからエピデミックへ

2022年07月26日 17時34分06秒 | 国際
[写真]先月某日、きょうより感染者数が10分の1以下だった日に、東京・新宿歌舞伎町「トー横」広場に出会いを求めたキッズに「ネットカフェ」を宣伝するサンドイッチマン=一部加工しました、宮崎信行撮影。

 第二次世界大戦も最後までやっていた日本人(Japanese)ですが、どうやらコロナでも逃げ遅れ、口の悪い人なら、もはや3発目の原爆を被弾したかのようだと言いかねない状況です。

 当初は武漢肺炎とも呼ばれた「COVID-19」(新型コロナウイルス感染症)は2020年1月から世界的に感染が拡大するパンデミックとなりましたが、米国ジョンズホプキンス大学が設けたセンターの統計では、日本が初めて世界で最も新規感染者数が多くなりました。

 先週、2020年7月17日から始まった週で見ると、世界の新規感染者数は1日およそ100万人となっています。このうち日本はおよそ10万とか15万人以上となっています。アメリカが10万人ほど、イギリスが2万人ほど、インドも2万人ほど、台湾が2・2万人ほど、ドイツが9万人ほど、フランスが6万人ほど、スペインが1・5万人ほど、フィリピンが0・3万人ほどとなっています。

 1人あたりでも、日本が最悪の水準になっていると考えられます。

 第7波について、岸田文雄首相は22日の長野・軽井沢での経団連会合で「私たちの国は、これまで6回の感染の波を乗り越えてきました。全体として対応力は強化されています。政府としては、現時点で、新たな行動制限を考えてはおりません」としており、取り返しのつかない現状判断ミスにつながったことも予見されます。

 山が高ければ谷が深いことはあり得ません。第7波は20代前半の若者が自宅療養で3晩寝ても少しずつしか熱が下がらなかったり、法的根拠のない濃厚接触者の待機日数のカウントミスで夏季大会に出場できず家庭崩壊の兆しが出たりするなど深刻な出来事が起きています。先月、筆者は日本大学医学部卒業の医師から「千代田区などの地域で心不全が流行している」との情報を得ましたが、きょう宮内庁は上皇陛下(平成の陛下)が心不全で投薬治療を受けていることを初めて発表。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

【両院議運委理事会】来週水曜日召集を伝達、安倍晋三氏追悼演説を甘利明氏で調整

2022年07月26日 15時59分14秒 | 第209回臨時国会 令和4年2022年 院の構成
[写真]木原誠二・内閣官房副長官、宮崎信行撮影。

【衆議院議院運営委員会理事会 きょう令和4年2022年7月26日(火)】

 木原誠二官房副長官(東京20区、5期)が出席し、来週水曜日8月3日に召集することを伝達しました。与党側から会期3日間が提示。野党は安倍晋三氏の国葬儀などの説明で大幅な会期が必要だと主張しました。

 さて国会法・規則・先例などの議会運営の根拠についての記述を再び増やそうと思います。行政が立法に対して一方的に会期の始まりを通告できるのは憲法7条の天皇の国事行為と内閣の助言と承認にもとづく「召集詔書」だから。明治憲法下では開会式をして初めて会期が成立しました。令和の日本では統一教会と自民党の関係が30年間忘れられていましたが、大正の日本では天皇が暗愚であることは広く知られていました。そのため関東大震災でのちの昭和天皇・摂政が馬に乗って陣頭指揮する様はすぐに合点がいき歓迎されました。しかし、補正予算案を審議する臨時会召集日に、現在の経済産業省庁舎にあった帝国議会議事堂に向かう途中に銃撃され、銃弾は車両を通過。内務省の正力松太郎警保局長が引責辞任する事件が起き、審議が遅れました。この際摂政は何があったか気づかなかったと煙に巻きましたが世情は混乱。現場の警視庁職員も何が起きたか把握が遅れましたが、被疑者を集団で自主的に蹴る群衆を引きはがす動作に難儀したとされています。

 このような経緯から、現行憲法下では、かなり自然な行為として国会が憲法7条で召集される格好となっています。

 また、与党は8月5日(金)に安倍晋三さんへの追悼演説を甘利明さんが行うことを提案しましたが、野党は国葬儀の説明を聞くのが先だとして結論を持ち越しました。

【参議院議院運営委員会理事会 同日】
 磯崎仁彦官房副長官(香川県)が出席し、伝達しました。

【自民・立憲国会対策委員長会談 同日】
 きのうの「立憲・維新・共産・国民」の5項目の要求を立憲が自民に提案。自民からはほぼゼロ回答で、閉会中審査でどうかという話がありました。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。