宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

村上誠一郎総務大臣が「やむを得ない事情」で本会議を退席し地方税法中断もその後戻り「ネイチャー・コールズ・ミーだ」と答弁も健康不安説も出そうか

2025年03月04日 16時39分48秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]村上誠一郎総務大臣、きょねん3月18日、宮崎信行撮影。

 衆議院本会議は、予算案の通過後に、「地方税法改正案」など2法案の審議となりましたが、主管大臣の村上誠一郎総務大臣がひな壇・一般席のどちらにもいないため、額賀福士郎議長が、開会のまま一時的に中断させました。額賀大臣は「やむを得ない事情で退席している」と語りました。その後、大臣が戻りました。議長は総務大臣が戻り、大臣に発言させ、「英語で言うと、ネイチャー・コールズ・ミーだ」などと語りました。

 なお登壇していた立憲の松尾明弘さんは、偶然にも、村上さんの大学同級生で義弟の同党常任顧問の岡田克也さんの元インターン。

 予算は議了しましたが、地方交付税法改正案で、所得減税およそ6000億円に伴う譲与税の減収分およそ2000億円を、交付税及び譲与税特会の償還の一部を遅らせることにする修正も含まれており、議了が遅れそうです。

 地方税・地方交付税を所管する総務大臣が、予算の参議院通過前に辞任したことはおそらくないものの、巨漢で杖を使うことも多い村上大臣の健康が不安視されることになりました。但し、村上さんは以前から巨漢で、十数年前にも、記名投票から降壇する際に勢いが止まらず、そのまま議員席の最上部まで駆け上がってしまったことがあります。このときは、事情で無所属となった自民党有力議員が声をかけて「久しぶり」という風情で話すという「照れ隠し」をしました。カメラマンも無所属席で始まった会談に一斉にカメラを向けましたが、すぐに事情を察して、投票箱に戻りました。このときは「照れ隠し」をしましたが、きょうの本会議では正直に公開しました。少数派閥の河本派所属時代にも自民党総裁選をめぐり小渕派から2人目の出馬の動きを示した梶山静六さんとあった際には、全速力で記者団から逃げました。なので、長く小選挙区で当選し、政治をしています。

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