田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

市民サミット2008

2008-07-08 21:33:03 | 講演・講義・フォーラム等
 私がこれまで参加していた環境問題の講演会・シンポジウムなどは、どちらかというと公の機関が主催したものが多かったようです。
 それでは片手落ちの感もあり、G8サミットの開催と時を同じくして開催された「市民サミット2008」を覗いてみることにしました。
 会場の札幌コンベンションセンターが未体験だったこともあり、そこを訪れることにも興味がありました。

 札幌コンベンションセンターは、地下鉄「東札幌」駅から徒歩10分程度のところにありました。(地図)
 センターに至るまでの「新札幌」駅周辺は現在盛んに開発されているようで、ショッピングセンターやマンションが建設されていたり、建設途中でした。
 センターは国際会議や学会など大規模の会議を誘致する施設らしく、広大な敷地に中に巨大な施設が建っていました。
 ただ、各種会議が始まっていた時間とはいえ、前庭が閑散としているのが気になりました。
        
     ※ 閑散としていたコンベンションセンターの前庭です。

        
※ 「世界はきっと変えられる」~市民サミットのスローガンです。

 コンベンションセンターの全体を使用して各種のセミナーや会議、シンポジウムが同時並行で開催されていましたが、私は自分の興味と許された時間を考え『洞爺湖サミットは気候変動問題にいかに立ち向かえるか』というシンポジウムに参加しました。
 開会まで少し時間があったので、他の会場も覗いてみましたが、どの会場も盛況とは言い難い状況でした。それは私が参加したシンポも同様でした。
        
     ※ 外国のNGOが報道陣から取材されていました。

 シンポの内容は、憂慮する科学者同盟のアメリカの研究者の基調講演、そして日本の実践者による我が国の現状が報告されました。
 いずれもが思い切った発言、あるいは政治の世界のあいまいさを突くものでした。
 それを聞いていた私としては、賛同できる部分ありましたが、現実的には今すぐに実現するには難しい主張もあるように思いながら聞いていました。
 後半のパネルディスカッションは、次の予定もあって中座してしまいました。
        
      ※ 私が参加したシンポジウムの開会前の様子です。

 ところで「市民サミット2008」は札幌コンベンションセンターだけではなく、北大の学術交流会館、エルプラザなど市内各所でも開かれていたのですが、果たして盛り上がっていたのでしょうか?
 外国人活動家の姿を市内で見かけることもありましたが、欧米から遠い日本での開催ということで、期待したほどの盛り上がりには欠けていたのではないだろうか、と思うのはうがった見方でしょうか?

(余話)
 本日、私が所属するある会の研修会で市の水道施設を見学しました。ところが、G8サミットの関係で、いつもは見ることができる施設内部に制限が加えられ、見学できないところがありました。水道施設にまで影響があるとは驚きでした。