田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

平和幼稚園のビオトープ

2008-07-07 22:53:23 | 札幌(圏)探訪
 学校法人ということですから、平和幼稚園は私立の幼稚園です。
 平和幼稚園が園内に造成しているビオトープが昨年の「全国学校ビオトープコンクール」において全国153校・園の参加の中から10団体にしか贈られない「金賞」を受賞しました。
 そのビオトープをいつか見てみたいと思っていました。

 そうした思いがあったので、先日札幌ウォークで西区の「平和の滝へのコース」を歩いたとき、コースの途上にあった平和幼稚園のビオトープを訪ねました。(平和幼稚園の場所はこちらの地図で

 ビオトープ(BIOTOP)について簡単に説明しますと・・・、
 ドイツ語のBIO(生き物)とTOP(場所)を合わせた造語だそうですが、日本では「地域の野生の生き物たちが生育・生息する空間」と定義されています。
 最近の環境学習重視の風潮から、全国的にビオトープを造成し、学習に活かす学校・園が増えてきているようです。
 私のブログにブックマークしている苫小牧東小学校もとても熱心に取り組んでいる学校です。

 平和小学校と隣り合うように建っていた平和幼稚園は、都会の幼稚園らしく敷地全体が柵で囲まれていました。
 まず目を奪われたのは敷地全体が芝生に覆われていたことです。小高い丘を含んだ敷地は小学校のグランドが二つくらい入るほどの広さです。そこが緑に覆われているのですから、そこで戯れる子どもたちの様子を思い描くだけで楽しい幼稚園生活が想像されます。

 休日でしたが運良く園長先生がいらして、突然の訪問にもかかわらずビオトープを親切に案内してくれました。
 園の敷地の一角にたくさんの木が植わっているところが平和幼稚園のビオトープでした。面積はそれほど広くはありませんでしたが、子どもたちが楽しみながら自然のことが学べるような工夫が各所に凝らされていました。
 例えば、腐葉土を作る大きな容器があったのですが、その底の方に覗き窓が作られていて、腐葉土に変化した土の中にミミズを観察できるような工夫がされていました。
 また、自然の中で違和感のない麻製のロープを通路に張り、子どもたちを危険から回避させる工夫もされていました。
        


        


        

 園長先生にいつまでもお相手していただくわけにはいかず、早々に退去しましたが、芝生のグランドといい、ビオトープといい、素晴らしい取り組みをされている幼稚園だなぁ、と思いながら幼稚園を後にしました。
 平和幼稚園のHPはこちら

※肝心の幼稚園舎や芝生の広場を写真に収めることを忘れてしまいました。平和幼稚園のHPをご覧下さい。


(余話)
 G8サミットがいよいよ開幕しました。今朝出勤のために北1条通りを歩いていると、今まで見ることがなかった警察官の姿が見えました。「さすがに当日になると、一段と警備が厳しくなるのだなぁ」と思ったのでしたが・・・。
 ところが近づいてみると、それは交通事故の事後処理をしていた警察官の姿でした。