室蘭三大グルメとは、「室蘭やきとり」、「室蘭カレーラーメン」、「クロソイ料理」を指すそうです。その三大グルメを一度に食したのですが…。
昼食会場となった室蘭プリンスホテルでは三種の料理を一食分の分量に調理したものを提供してくれました。
ご存知かと思いますが「室蘭やきとり」は鶏肉ではなく豚肉を使うのが大きな特徴です。またネギ間にタマネギを使い、からしを付けて味わうところも特徴です。今回はその豚串が2本提供されました。
※ 室蘭三大グルメを一堂に並べたところです。
「カレーラーメン」は文字どおりスープがカレー味となっているラーメンですが、今回は小ぶりのお椀に盛ったものが出されました。
残りの「クロソイ料理」は、クロソイの刺身と魚卵(?)と卵焼きとキュウリなどが載ったちらし寿司で提供されました。
三種類の室蘭を代表する料理を一度に味わってもらうというアイデアは良かったのですが、提供される料理が全て冷えてしまっていて、その美味しさを十分に堪能できたとはお世辞にも言えなかったのが残念でした。
当然、モニターアンケートで私の評価は全体験・観光の中で最低評価となってしまいました。せっかくのアイデアを生かす工夫をぜひともお願いしたいものです。
昼食の後、「地球岬」の見学に向かいました。
“地球岬”とはまたユニークなネーミングだと思ったのですが、調べてみるとどうやらアイヌ語がその語源のようです。また、岬から見ると、水平線が円弧を描いて見えることもその名が付いた理由のようです。
担当者の案内では室蘭一の観光スポットということでしたが、それも納得できる雄大な景色でした。
※ 雲が垂れ込めていましたが、雄大な地球岬です。
ここで室蘭市の観光係の方のトークに乗せられて、岬の土産物店で販売している「毒まんじゅう」(680円)をたくさんの人が購入しました。もちろん私も…。
「毒まんじゅう」とはおどろおどろしいネーミングですが、6個のまんじゅうのうち1個にトウガラシが入っているんだそうです。店主の遊び心が商品化されたものとか…。
※ 見るからにおどろおどろしい「毒まんじゅう」のパッケージデザインです。
続いての「潮見台公園展望台」は室蘭市の工場群を高台から眺めるものでした。
潮見台公園展望台から見る室蘭市の工場群です。手前の建物は鶴ケ崎中学校です。
室蘭市は平地が少なく、海から直ぐに丘や高台が迫る地形のため市内を見渡す展望台が散在しています。平地のほとんどは干拓して造った土地とも担当者からうかがいました。
室蘭市はまた面積が狭いことでも知られています。ですから展望台から見る眺望では工場群が密集しているようにも見えました。
北海道内をくまなく巡っていると自負していた私でしたが、なぜか室蘭には縁がなく、今回初めて訪れたことになりますが、道内の他の都市とは違った光景に一つ一つが新鮮に映りました。 (残りの体験・観光は後編に続きます)