田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

年の暮れはやっぱり第9で

2010-12-26 18:46:30 | ステージ & エンターテイメント
 昨年に引き続き、年の暮れはやっぱり「札響の第9」をということで、昨年と同じ三人でベートーヴェン交響曲第9番ニ短調「合唱付き」の名曲を味わいながら、年の瀬の一夜を堪能しました。 

           

 おお友よ、このような音ではない!
 我々はもっと心地よい
 もっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか

という歌いだしで始まる(といっても実際はもちろん原語ですが)第4楽章のシラー作の「歓喜の歌」が流れ出すと、「あゝ、今年も一年が終わるんだなぁ…」との感慨を抱きながら聴き入りました。(なお、この歌いだしの部分はベートーヴェンの作といわれている)

 西洋かぶれと揶揄されるかもしれませんが、日本においては年の暮れに「第9」を聴く(演奏する)はことはいわば恒例にもなってきている感があります。
 昨年末「札響の第9」を聴き感動を覚えた三人が「今年も聴きましょう!」ということになり12月25日、キタラに赴きました。
 会場は私たちと同じように「札響の第9」で年の暮れを感じようとする人でほぼ満席状態です。また、ステージ上はオーケストラ陣だけで90人弱、それに合唱団の150余名が加わるためにステージ狭しと椅子が並べられました。

 オーケストラの演奏についてはいつも述べるように、それを評論することはできませんが、4人のソリストと150余名の合唱団が発する歌声には迫力があり、歓喜の歌声がホールいっぱいに響き渡り、迫力十分でした。

 「第9」を堪能した三人は、その余韻を楽しむために某所に寄って「できればこれからも年の暮れは『札響の第9』を楽しみましょう!」と誓い合ったのでした。