田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

市内定期観光バス搭乗記

2010-12-07 15:05:40 | 札幌(圏)探訪
 人並み以上に市内を巡っていると自負している私が、こともあろうに市内定期観光バスに料金を払って乗り込んだ!? いったい何が狙いだったかというと…。

        
        ※ こんな観光バスに乗車するのは何年ぶりだろうか?

 いやいや、答えは他愛ないことなのだ。
 ここ10数年来続いている以前職場を共にした5人の仲間の毎年1度行っている同窓会の会場が今年は札幌になった。
 私たちの会は集まって酒を介しての談笑だけで終わらせないところに一つの特徴がある。
 特徴の一つは、何らかの研修的要素を加えた日程にすること。
 そしてもう一つは、職務に関わって一年間を振り返り、次年度を見通すレポート報告が義務付けられていること。(この点については他日レポート予定)この二つが特徴と言える。

        
        ※ サッポロビール博物館に展示されていた往年の看板です。

 その研修的要素をどうするか検討する中で、定期観光バスを利用する案が浮上してきたのである。
 私以外の4人は地方に住んでいる。出張や子どものことなどで皆けっこう札幌に出てきてはいるが、案外札幌の名所(?)などは素通りしているようだ。
 私にとってはすでに何度も訪れているところばかりを訪ねるコースだったが、友の喜ぶ顔を見るのも悪くはないと思い賛同した。
 かくて北海道中央バスが運営する「冬の札幌1日コース」(所要時間7時間05分 料金4,300円)に乗り込むこととなった。

        
        ※ 札幌中央市場場外市場の海産物の商店です。

 「冬の札幌1日コース」は次のとおりである。
 札幌駅前バスターミナル(9:55発) → サッポロビール博物館(試飲・見学)〈1時間〉→ 旧北海道庁舎(車窓)→ 北海道神宮〈25分〉→ 中央卸売市場場外市場(自由食)〈1時間20分〉→ 大倉山ジャンプ競技場(50分)→ 羊ケ丘展望台〈35分〉→ 札幌ドーム(車窓)→ 札幌駅前バスターミナル
というコースだった。

        
        ※ 北海道神宮では神前結婚式の記念撮影が行われていました。

 友人たちに一番の人気は、ジャンプ競技場でスタートゲートまでリフトで上るときだった。その斜度、その高さを実感することができるリフト乗車はおそらく多くの観光客にとっても人気のあるところのような気がする。

        
        ※ 友人たちが感激した大倉山ジャンプ競技場のスタートポイントです。        

 私にとってはどのスポットとも何度も訪れたところなので、格別の思いを抱くところはなかったが、ただ一つガイドの話の中で新たな発見があった。
 それは北海道神宮の大鳥居が北東方向を向いていることについてだった。多くの鳥居は北方向を向いては建てられていないそうである。北海道神宮の場合はロシアに対する守り神という意味から北東方向を向いているということだったが、私はこれまでそのことを意識していなかったことは不明の至りである。

        
        ※ 札幌観光の定番 羊ケ丘展望台のクラーク像です。

 この日(12月4日)の同行客は19名だったが、私には「意外に多いなぁ」というのが偽らざる印象だった。というのも、市内で良く見る見る乗り降り自由の「市内散策バス」はいつもガラガラなので、定期観光バスも同様かなと思っていたのだが案に相違して観光シーズンでもないのにそれなりの乗客数だったことが意外だった。

 またコースによっては「多言語コース」と銘打ったコースもあった。おそらくイヤホーンからそれぞれの国の言語が流れる仕組みになっているのではと思われる。さすがに観光業界はさまざまな国の観光客が訪れるようになったことへの対応はいち早く進んでいるらしいことをうかがい知ることができた。