田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

室蘭観光モニターツアー 前編

2010-12-14 14:41:23 | 道内の旅

 正式名はちょっと長い「室蘭市ものづくり体験観光モニターツアー」というツアーに参加した。二つのものづくりを体験し、室蘭の名所を巡り、室蘭の三大グルメを堪能するという内容の濃いツアーでした。

 室蘭市の「てつのまちぷろじぇくと」のグループと室蘭市が共催する表記ツアーに応募したところペアで当選し、12月11日(土)妻と二人で参加して一日いっぱい室蘭市内をあちこちと巡って歩いてきました。
 このツアーの美味しいところは、昼食代の1,500円を負担するだけで下記のような体験や観光ができることです。もちろんモニターツアーだから、体験したり、観光したことの感想を主催者に伝える義務が生ずるのは当然のことでしたが。

 行程は次のとおりでした。
◆札幌駅北口発(8時30分) → ◆登別室蘭インターチェンジ → ◆ボルタ工房(ボルタ製作体験)→ ◆室蘭三大グルメの昼食(室蘭プリンスホテル)→ ◆地球岬、潮見公園展望台見学 → ◆室蘭工業大学ものづくり基盤センター(錫の鋳造体験)→ ◆道の駅みたら(白鳥大橋記念館)→ ◆夜景見学(祝津展望台、白鳥大橋、白鳥湾展望台)→ ◆室蘭インターチェンジ → ◆札幌着(19時)

 中身の濃い盛りだくさんの内容だったので、三回に分けてレポートすることにします。
 最初はこのモニターツアーのメイン(?)である「ボルタ製作体験」です。
 そもそもこのツアーの主催者である「てつのまちぷろじぇくと」というグループは、室蘭=鉄の街というイメージを生かしてボルトとナット組み合わせたボルト人形を創出し、いまや室蘭名物にまで育て上げたグループです。

        

 「ボルタ製作体験」は太い六角ボルト一本、細長いボルト4本、そして座金(ワッシャー)をハンダごてで接合し、組み立てる体験です。初心者の私たちは「逆立ちボルタ」というあまり手間暇のかからぬ人形を製作しました。といってもいきなり高熱のハンダごてを操るのはそれなりの技術が必要です。
 指導員が親切に教えてくれるので、誰もが失敗なく「逆立ちボルタ」を製作することができたようです。私の成果は下の写真のとおりです。なかなか楽しい体験でした。

        
        ※ 私が指導を受けながら製作した「逆立ちボルタ」です。

 ボルタ工房では普段も「ボルタ製作体験」を受け入れているとのことですが、その料金設定が2,100円ということです。既に製作されたボルタ人形が600円で販売されているのと比べるとやや高い料金設定かな、と思いましたがどうでしょう?

 「てつのまちぷろじぇくと」は、室蘭市の人口が往時の半分以下にまで落ち込み、寂しくなった街を活気づけようと集まった輪西地区の若手経営者たちや行政、大学の人たちの集まりです。
 その彼らが室蘭に相応しい「鉄」を素材とした街づくりを模索した中から誕生したのが「ボルタ人形」だということです。

        
        ※ 工房にはいろいろな形をしたボルタ人形がたくさん展示されていました。

        
        ※ この二輪車には6,300円の値が付けられていました。

 昼休みにちょっとした時間を利用して中央町の商店街を歩いてみましたが、なるほどシャッター街となっていて、寂しいかぎりでした。

        
        ※ 中央町の商店街です。ちょっと寂しいですね。

(明日の中編に続きます)