田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北大博物館ツアー

2010-12-24 12:22:17 | 札幌(圏)探訪
 これまで何度か訪れていた北大博物館だったが、今回初めて館内職員の案内によって博物館のことを詳しく説明していただいた。興味深い展示が多い北大博物館だが一層興味をおぼえることができた。

 12月18日の私たちのグループの例会は、「札幌スタイル」のオフィシャルショップを覗くことと、北大博物館を見学することでした。
 今回の企画担当者があらかじめお願いしていたこともあり、博物館の職員が館内を案内してくれることになりました。

        
        ※ 館内職員から説明を受ける私たちです。

 北大博物館は正式名を「北海道大学総合博物館」と称し、1998年、旧理学部本館建物を利用して開館したとのことです。
 3階建ての博物館の中にはこれまでの研究の成果がびっしりと詰まっていますから、全てを案内していただくわけにはいかず、要所要所を案内していただきました。
 1階は、「北大歴史展示」と「学術テーマ」
 2階は、「学術テーマ展示」と「ユニバーシティ・ラボ」
 3回は、「学術資料展示」
という展示構成です。ちなみに「ユニバーシティ・ラボ」とは、博物館の一角が実際の大学の研究室を兼ねたようなものになっているところを指すようで、考古学とか、海洋学などに関する資料と共に、研究用の机なども備わっています。

        
        ※ 展示資料の一つ、足寄から発掘された「アショロア」の骨格標本です。

 私が今回訪れて興味を抱いたのは、北大のスラブ研究センターが連続的に展開している境界研究の第4弾「先住民と国境-北米先住民ヤキの世界」という展示でした。
 それほど多くの資料が展示されているわけではありませんが、世界中どこの地域においても先住民とそこを後から襲った民族との対立があるのだ、ということ改めて理解させてくれる展示でした。

 私たちが訪れて見ることのできる博物館資料は、大学が有する膨大の資料のごく一部なのでしょうが、それでも私たち一般人には圧倒される資料の数々です。
 さまざまな分野の資料の中から、自分が興味をもった展示をじっくり見るだけでもかなりの時間を要するくらい充実しているといえます。

              
        ※ 博物館ではなく、北大のインフォメーションセンター「エルムの森」内
         にあったノーベル賞受賞者の鈴木章氏の立像です。

 北大博物館…、まだ訪れたことのない方にはぜひ一度訪れてみることをお勧めします。