田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ほくでんファミリーコンサート

2010-12-20 13:24:18 | ステージ & エンターテイメント
 弱冠17才がソリストを務めるドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を聴きました。堂々とした演奏ぶりには早くも風格のようなものさえ感じさせられる演奏でした。

        
    ※ 演奏中の写真撮影はもちろんNGですから、演奏前に一枚だけステージを…

 何度応募してもなかなか当選しない「ほくでんファミリーコンサート」です。
 今回も私は当選しなかったのですが、友人からお誘いがありその好意に甘えさせていただいて12月15日夜、札響のドヴォルザークとブラームスを聴くことができました。

 演目は次の三曲でした。
 ◇ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」
 ◇ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲イ短調
 ◇ブラームス   交響曲第2番ニ長調

 正直言って、私にはクラッシックを評論できる耳も素養もありません。
 ただ、以前にも記しましたが私にはクラッシックコンサートで聴く弦の響きが心地良く感じられるのです。だから今回もその響きに酔っていた2時間弱だったといえるでしょう。

 その中で、今回の特徴といえば「ヴァイオリン協奏曲イ短調」の演奏に登場したヴァイオリニストの郷古 廉(ごうこ すなお)さんです。
 1993年生まれといいますから、当年まだ17才という若さです。資料によると高校2年生です。スラッとした外観、幼さがまだ残る容貌だけを見ると、ちょっと格好のよい高校生、といった感じです。
 ところがいざヴァイオリンを演奏しだすと、その印象は一変します。プロのオーケストラをバックに一歩もひけをとらず堂々とした演奏ぶりです。
 キャリアを見るとすでに3年前、中学生のときにデビューし、国内の主だったオーケストラとの協演や、外国でのコンサートなど数多くのステージをこなしています。

 私には具体的にどこが優れているのかについて指摘することはできません。ただ協演しているときの力強い演奏が印象的でした。
 また、アンコールにおいて比較的おとなしい曲を弾いたときに、楽譜に表現されていること以上の表現を目ざしている意思のようなものを感じることができました。

 若きヴァイオリニスト郷古 廉さんは今後どのように成長していくのでしょうか…。