田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌麺紀行 111 白樺山荘 真駒内本店

2015-04-30 21:20:05 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 思わぬ形で入店することになった名店(?)白樺山荘 真駒内本店だった。味噌ラーメンを一口口に入れたときには「あっ!あのラーメンに似ている!」とも思ったのだが、スープの中に浮いている背脂が…。 

          

 ちょっと前置きが長くなるが…。私の中では以前食べ歩いた麺店の中から、ラーメンは「山頭火 宮の森店」、蕎麦は円山にある「東屋寿楽」、うどんなら大通西18丁目の「京カレーうどん 椿」と定番店が固定化していた。なんてことはない、我が家から比較的近くて旨い店ということなのだが…。
 そんな中で、唯一ラーメンだけは真駒内アイスアリーナ内に出店している「雪の五輪」の味噌ラーメンは、妻ともども大ファンだった。 真駒内方面に用件がある場合は必ずといってよいほど、訪れていた店である。
          
 4月24日(金)、真駒内に所用ができて、久しぶりに「雪の五輪」の味噌ラーメンが食することができると勇躍真駒内に向かった。
 真駒内アイスアリーナに降り立ったところ、様子が変なのである。店の看板も表示も何一つ見えないのだ。
 私はその様子から悟らざるを得なかった。「閉店したのだ」と…。ガーンである。(後からウェブ上で調べてみると、今年3月31日をもって閉店たことが判明した)

          

 そのため代替店として近くにあった「白樺山荘 真駒内本店」に入ることになった。
 「白樺山荘」は羊が丘にある店が観光客の人気を呼んでいる店と聞いていたので、その本店ということで期待があった。
 「雪の五輪」の味噌ラーメンが空振りとなったので、ここでは迷いなく「味噌ラーメン」(780円)を注文した。
 この店の特長なのだろうか? 客席にはゆで卵がバスケットに山盛りに積まれていて、客は自由に食してよいシステムになっていた。

          

 やがて味噌ラーメンが運ばれてきた。
 一口口に入れた瞬間、「あっ!雪の五輪の味に似ているぞ!」と思った。しかし、今考えるとそれは私が「雪の五輪」の閉店をまだ信じかねているところから生まれた錯覚だったのかもしれない。
 白樺山荘の味噌ラーメンも美味しかったことは間違いない。スープも適度に濃厚で、麺も中太のちぢれ麺が好ましい。トッピングのメンマ、キクラゲ、ネギ、角切りにしたチャーシューも好ましかった。

          

          

 しかしである。
 初めは気付かなかったのだが、食べ進むうちに麺が少なくってくると、スープの中に白いものが浮いているのに気付いた。背脂である。 背脂を使っているという店にこれまでも入ったことがあるが、ここまで明瞭に背脂が浮いているのを見たのは初めてである。
 高齢の私にはこれはきつかった…。味的には先の「銀波露」ほど濃くはなかったのだが、背脂を見たとたんスープを飲むのを止めてしまった。
 背脂を使用して濃厚さを演出するのは分かるが、あの浮いたような状態はなんとか解消できないものなのだろうか?

【白樺山荘 真駒内本店 データー】
札幌市南区真駒内柏丘3丁目1-40
電  話  011-522-6276
営業時間  11:00~21:00
定休日   無休
座  席  20席
駐車場   有(10台程度)
入店日   ‘15/04/24