田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ぶらり散歩 67 蔵のある風景(5)

2015-04-23 09:46:52 | 札幌ぶらり散歩 & Other
 札幌の街でも意識して石の蔵を探すとけっこうあるものだ。またまた撮り貯めたものが3件となったのでレポートすることにする。 

※ 本日は午前から夜まである会合に出席するため、早い投稿とした。

◇駐屯地にあった石蔵 
 札幌の街はかなり巡っていたつもりだったが、苗穂駅近くに自衛隊の駐屯地があるとは知らなかった。そこにはかなり広い敷地が広がっていた。(苗穂町7丁目、8丁目)
 ちょっと日が経ったが4月12日、苗穂地区を巡っていたときだった。雪印メグミルク工場の敷地から金網越しに札幌軟石の蔵が見えた。表示を見てみると「防衛省陸上自衛隊 苗穂分屯地」とあった。自衛隊の施設を裏側から撮るのはちょっと気が引け、写真は諦めた。

 ところが、その後意識はしていなかったのだが、結果的に分屯地の敷地の周辺を回るようなコース取りをしたようだ。再び道路沿いから石の蔵を見ることができた。今度は誰もが目にできるところにあるのだから写真撮影も問題はないと判断した。

 苗穂分屯地は兵站を担っているとのことで、たくさんの石の蔵はさまざまな物資を保管するために使われているようである。

          

          

          


◇会社の倉庫として使われている?石蔵 
 苗穂分屯地の石の蔵を見てから少し日が経った4月17日、電車通りを通って某事務局までウォーキングを敢行した。その電車通り沿いに(南12条西6丁目)ある「繁富工務店」の本社横に札幌軟石製の蔵がある。
 通りに面しているところに建てられているのでとても目立つ存在であるが、外から見たところ、現在は会社の倉庫として使われているのではないか、と見えたのだが…。

          

          

               


◇旧家(?)の納屋として使用されている(?)石蔵 
 「繁富工務店」のところから路一つ隔てた向かい側(南13条西7丁目)に民家に併設されるように石の蔵が建っていた。
敷地の周りを札幌軟石製の塀で囲んだ旧家のような雰囲気である。石の蔵を仔細に観察してみると、母屋と繋がり、石の蔵は納屋のようにして使われていたのではないか、と想像される。

 表側に回ってみると、門柱に「黒田合資会社」という表札が見えた。調べてみると、この建物は石の蔵だけではなく、母屋や塀も踏めて全てが国の有形文化財に指定されている建造物だということが判明した。札幌の貴重な財産である。

          

          

               


 札幌の街の石の蔵はまだまだありそうな気配だ。楽しみである。