正月三が日も過ぎ、今日から世の中はまた動き出しました。
今日から仕事です。仕事始め。経済が動き始めました。というのは間違いですか、常に動いているのが経済でしょうから。人間が生きている限り。
去年(2007年)の毎月初めの東京株式市場の≪円ドル相場≫と≪日経平均株価≫です。
≪円ドル相場≫ ≪日経平均株価≫ (単位:円)
1月4日: 119.33 17,353.67
2月1日: 120.67 17,519.50
3月1日: 118.10 17,453.51
4月2日: 117.77 17,028.41
5月1日: 119.53 17,274.98
6月1日: 121.88 17,958.88
7月2日: 122.63 18,146.30
8月1日: 117.85 16,870.98
9月3日: 116.00 16,524.93
10月1日: 115.53 16,845.96
11月1日: 115.55 16,870.40
12月3日: 110.50 15,628.97
12月28日: 113.10 15,307.78
円ドル相場は、7月2日が122.63円と一番の円安、12月3日が一番の円高で110.50円です。
日経平均株価は、7月2日の18,146.30円が一番高く、12月3日の15,628.97円が一番の安値となっています。同じ12月でも、最後の取引日の28日は、さらに安くなって15,307.78円となっています。
1月4日と12月28日の差は、2,045.89円にもなります。12%の下落です。香港や韓国は40%、30%の大幅上昇というのに。
これについて、新聞は「07年の東京株式市場は、年末の終値が5年ぶりに年初を下回った。・・・。海外の主要市場は年末の株価が年初を上回っており、東京市場だけが取り残された格好になった。」(12月29日の朝日新聞。以下同じ)
「改めて鮮明になったのが、外国人投資家頼みの構造だ。・・・、年初来高値をつけた7月まで外国人投資家は13ヵ月連続の買い越し。しかし、8月以降は売り越しが目立った。株価は外国人の売買と連動して推移した。」
その原因は、「『グローバルマネー』の変調の影響を日本経済が受けやすいからだ。・・・。欧米人が株安になると、損失を穴埋めしようと日本株を売り急ぐ。」からだそうです。
それが、今日の東京株式市場の日経平均株価は、何となんとナント驚くなかれ、14,691.41円とのこと。今日は大発会のため取引は午前中のみだそうですが。大発会の株価下落は7年ぶりといいます。
一年前の1月4日と比べると、2,662.26円の下落で、年末とでは、616.37円も低くなっています。
去年の最安値は11月の14,837円だそうですから、それさえも下回ってしまったということになります。前年の最安値を下回ってしまうという不安なスタートを日本経済は切ったと言うことになります。
日経新聞によると、「年末年始に海外で為替の円高が進み、原油高騰による企業業績の悪化が警戒されたため」とか。
日本国内の政治状況は衆参のねじれ(この言葉は好きではないですが)現象による不安定、生活は原油価格の高騰による諸々の物価の上昇、アメリカのサブプライム問題の全世界への影響等、今年の波乱万丈を予見させる株価の動きと見ることができるのでしょうか。
何にも分かっていないくせに生意気なことを書いてきました。解説は全て新聞からのものですし、単に数字というか数値の動きに興味を持ってみてきただけですが、それでもやはり経済は生きている、動いている、あらゆることを想定しながらダイナミックに動いているのだなあと、いい悪いは別としていやでも感じさせてくれます。
経済の仕組みをもっと勉強しなければならないと思います。