きょうは平年並みの気温なのでしょうか。 広瀬川の河川敷に積もった雪はなかなか減っていきません。
外気温は3度とか4度、でも道路脇に積まれた雪だまりは消えそうにありません。 道路の雪自体は、主要道路となりますが、もうほとんどなくなっていると言ってもいい状況ではあります。
でも、日が当たらない道路では、それはそれはひどい凸凹道となっています。 歩きにくいし、車の運転しにくいのです。 上下左右に大きく揺れるし、ハンドルもとられるし、強固に圧雪されていますので、つるはしとかで破壊しないとなくならない感じです。
定禅寺通りと東一番町の交差点の、ビルにより日が当たらない定禅寺通りの南側車線はひどい状態です。 きょう午後撮影ですが、これでもだいぶ良くなってきたのでしょうね。
13日になって地元の河北新報も小国川漁協組合長の沼沢さんの首つりによる死亡記事を掲載しました。
山形新聞も13日の記事で 『死亡した組合長は自殺か 小国川漁協、首をつった状態で見つかる』という見出しを付けていました。
小国川にダムを建設することを強硬さえしなければ、山形県が小国川漁協の漁業権の更新と引き換えに県との正式協議に応じるように迫ったりしなければ、沼沢組合長は自死することはなかったと考えます。 山形県が組織的に小国川漁協つぶしに掛かり、組合長の自死につながった、いわば彼を殺したのは山形県という行政組織であるということを明確にしておく必要があると考えます。
小国川のダム建設については、去る1月20日に「ダム検証のあり方を問う科学者の会」が、建設の抜本的な見直しを求める意見書を山形県知事に提出しています。
結論は、『穴あきダムでも魚の生態に影響が出ること。治水対策としても問題があること』ということになりますが、もう少し細かく見ていくと、 ① 最上小国川ダム計画は科学的な検証がされたことがない ② 赤倉温泉周辺の河床を高い状態に放置することは氾濫の危険を招く ③ 河床を掘削しても赤倉温泉の温泉湧出量を維持することは可能である ④ 穴あきダムは環境に大きな影響を与え、治水対策としても有効ではない、という項目を立てて、山形県のやり方に異議を唱えています。
詳しくは 「最上小国川ダム計画に関する意見書」 や 「ダム検証のあり方を問う科学者の会」 で検索していただければ、意見書を読むことが出来ます。 いちいちもっともなことがきちんと書かれています。 前段というか前書きではこのように言っています。
『 ・・・、ダム計画に反対する小国川漁業協同組合に対し、漁業権免許更新の権限を振りかざして、交渉のテーブルにつくことを強制しました。漁業権の免許は漁業上の総合利用を図って、漁業生産力を維持発展させ、漁業調整を行うために出されるものであり、免許更新の条件としてダム計画への同意を迫ることは明らかに権限の逸脱であり、あってはならないことです。 ・・・ 小国川漁協に対して山形県が形振り構わず、公権力をもって翻意を迫ろうとしています。 このダム計画は下記に述べるように、科学的に検証すれば、本来は不要なものであり、流域の安全を守る上でむしろマイナスになるものです。・・・。』
呼びかけ人は京都大学名誉教授の今本博健さんら11人で、賛同者は125人もいます。
沼沢組合長の葬儀は、12日新庄市内の葬儀場で執り行われたそうです。 合掌