やぁ! 思わずそう声を掛けたくなるような朝の天気に
今日はばぁちゃんはディサービスへと出かけて、夜勤帰りの夫の食事の準備と
夫が帰って来たと同時にヒメの散歩へ出かけた。
今のところは天気も上々な様子だが、いつ変わるとも今日の雨の確率は高かった。
上着を着込んでトイレ用にビニール袋を持ち、思いがけずに日も差して
遠く空の雲の合間を太陽が走り抜けていく…。
空にはトンビが一羽、遠く近く旋回をしながら飛んで
やがて雲の切れ間へと消えていったが
ぴゅ~ひょろろろ。。。
と、鳴き声だけがいつまでも聞こえていた。
大空を自由に飛びまわっているトンビ。
なんだか羨ましいような気がして…どこまで遠くへ飛んでいくのだろうか。
そんなふうにして、自由に生きて行く人もいるのかもしれない。
だが、大抵の人はいろんなしがらみの中で足掻いて
もがきながら、それでも逞しく生きている。
そんな事を考えながら足元を見ると
何を考えているの? そんな事を思ってか私を見上げるヒメと
視線が合ってしまい、ちょっと照れてしまった。
ヒメは散歩の時に、こんなふうにして何度か見上げる…。
相変わらず後ろからはコビがついて来る。
いつものお稲荷様まで来ると、そこでいつも手を合わせるのだが
考えてみれば犬とキツネは相性が悪いようだ。
敷地内にお稲荷様を祭ってある家は犬を飼わないという。
しかも、後を着いてきたコビは、赤い鳥居によじ登ってるし…(^^ゞ
バチ当りな猫だ!
ゆっくりと帰り道、頬を刺す風は冷たいが
なんとなく気分爽快な気分で、コビが前になったり後ろになったり
ヒメを挑発しているようだ。
家に帰り後片付けを済ませ、買い物へ行こうとしたら
すでに雨が降り始め、それから一日中雪でも降りそうな日で
夕方には夫がヒメの散歩へ行ったが、磐梯山が下の方まで白かったぞ!って…。
寒さひとしお、コタツムリを決め込んだ午後だった。
<<今日の一枚…もみじ>>
とにかく真っ赤だ!