民生員さんの誘いもあって参加してきた。
急いでお昼ご飯を終えて、次のオムツタイムまで約1時間。
すでに会場には20人以上の人が来ていた。

まだ、席に着かず、あちこちで集まって話をしている。
ちょっと意外だったのが、ほとんどが60代70代の高齢者で
思ったより多くの方が老々介護を強いられているのだろうか。
たぶん連れ合いなのだろうな…そんな事を思いながら講師の話を聞いてきた。
話は、食事・排泄・清潔保持・認知高齢者の介護についてで
大事な事として『心身の安全』『尊厳』『快適・衣食住・入浴・排泄』
『コミュニケーション』『要介護高齢者の意思の反映』等など
自分だったら…という、アイ・メッセージを心がけて
迷った時には自分で決めつけずに、相手に問う事を忘れずに
決定を押し付ける事のないようにする事が肝要だという事。
意思の疎通を計る事は、簡単なようでなかなか難しいところもある。
もうひとつは、高齢者の虐待の話だった。
今年の4月から、高齢者虐待防止法が施行された。
虐待と言えば大事のようだが、本人がこんな事をされたら嫌だと思う事が虐待だと言う。
暴力に限らず、虐待にはいろんな虐待がある。
身体的虐待・介護世話の放任、心理的虐待・性的な虐待や経済的虐待。
残念な事だが我が地区にもあったという事だ。
今の年寄りの歩いてきた道は、いつか自分も歩く事だと…そんなふうに思いたい。
確かに介護なんてものは、やらないで済ませられるのならそれに越した事はない!
だけど…やらなくちゃならなかったら、覚悟を決めてやるしかない!ってとこだ。
自分は施設に預けているからと、介護をしてない思ってる人もいるけれど
施設に預けていようがいまいが、介護をしているという事には変わりないのだと思う。
在宅であればあるなりに、施設であればあるなりに
みんながそれなりに親を思い、出来るだけ長生きして欲しいし
幸せだった…と、思えるように最後まで看てあげたいと思ってるはずだ。
悲しいかな、高齢者虐待なんて話もあるが
きっときっと、そうじゃなくって…本人も辛かったんだろうな、と思う。
誰でもが人の苦しむ姿を見たいわけではない
切羽詰った事情だってあったんだって思いたいなぁ~。
介護は初心を忘れず、だが決して力む事無く
ゆとりを持ちながら、自分の健康をも忘れずに
出来る事は手抜きせず、出来ない事は専門家に委ねる…。
そんないろんな事を、改めて考えさせられた介護教室だった。
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このところの雨で、外の写真は諦めて綿の綿を撮ってみた。
これは花なのだろうか…実なのだろうか…種はこの中に埋もれている。