私が昭和64年(1989年)に免許を取得してから、もう18年の月日が経過してしまった。初心者の私が本屋で立ち読みをして、一番参考になりそうだと直感して購入した本が、この「女性のための運転術」だった。
もう20年以上前の本(1986年初版)だが、正しい「ドライヴィングポジション」については現在とそう変わるところはない。
今では死語となりつつある「ダブルクラッチ」。最近のクルマはシンクロが強力なので、上の写真の解説のように、中ブカシを入れて回転を合わせるだけでスムーズにシフトダウン出来る。実際、私もクラッチをニュートラル位置で一旦繋げる「本格的ダブルクラッチ」を試したことはないし、たぶん、そんな煩雑な作業は不器用な私には出来ないであろう。
パーキングに関しての記述は、大いに役に立った。特に、縦列駐車の場合、教習所では「あの黄色いポールがミラーに写ったら、ハンドルを右に1回切って、それから・・・」と、その教習所のその位置にしか通用しない駐車法しか教えてくれかったですからねぇ。
そして、当時の徳大寺氏が考える「女性にオススメのクルマ」。「フェスティバ」は可愛らしく、私も好きなクルマであった。また、「バラード・スポーツCR-X」が紹介されているところが、氏の趣味を反映していて面白い。この「初代CR-X」は、後方視界にやや難があり、その辺あんまり女性向きではないように、私個人は思うのだが。
なお、この本は現在も改訂版が販売されているようである。どの辺の記述が、どのように改訂されているのか、今度ヒマな時に立ち読みに行こうと思う。