妻曰く。先日「札幌ら~めん共和国」でランチに食べた「吉山商店の焙煎ごまみそらーめん」が、ものすごく美味しかった!とのこと。
そういう話を聞くと、居ても立ってもいられなくなるのが、私という人間の儚いところである。
熱い協議の結果、春分の日の夫婦ランチは、そこの本店で摂ることに。
11時。開店と同時にそこに入店。我々夫妻が一番乗りであった。
特に行列は出来ていなかったものの、我々が着席した後には次から次へとお客さんがやってきて、店内はすぐに満席になってしまった。
知らなかったのだが、このお店は、車両衝突事故による店舗改修工事のため、3月10日以降は休業していた模様。
たまたま行ったこの日が、営業再開日だったのである。
みそ・しょうゆ・しおの三味は、700円。
我々夫妻のチョイスは、当然ながら妻イチオシの、「焙煎ごまみそらーめん」(750円)。
厨房でぶわっ!と上がる炎が、期待感を、激しくあおる。
そして11時04分!極めてスピーディーに、それは供された。
サッポロラーメンの王道を行く、黄色い中太ちぢれ麺!
ぴちぴちとして、さらにもっちりの、実にグラマラスな味わいである。
白みそベースのスープは、まろやかで粒立ちが細かく、かつ深い旨みをたたえる。
そこにごまの挽いたようなかほりが鼻腔をくすぐり、私はもう、TKO寸前!
長いメンマは、しなやかな女性の脚のよう。
シャッキリ感を残す野菜たちは、みずみずしさと甘味をプラスする。
ダブルチャーシュー。一枚は標準的な厚さで、もう一枚は角煮的なゴロンとしたカタチだった。
お口の中で脂身が甘くとろけ、チャーシュー自体の塩味とフュージョンする。
11時15分、めでたく完食である。
いやあ、さすがは人気店。ココのラーメンの旨さは、決して野蛮ではなく、インテグレートされた統合力が光る。
今のところ、本年の、ベストラーメンである。ああ、何度でも、喰いたい・・・