アルト・ワークスのMT車の試乗車があるとの情報をキャッチし、私と尾車氏はスズキアリーナ店に向かった。
試乗させていただいたのは、4WDモデル(税込車両本体価格161万7840円)である。
汗っかきに嬉しい、本革巻のステアリング。
レッドのステッチが、粋でいなせなロコモーションだ。
そして、今や稀少な、5MT!
今どきMT車の試乗車を用意してくれるスズキという会社は、やはり素晴らしい。
「6速」でなく「5速」という点は、コスト重視ゆえなのかもしれないが、大正解であると私は認定する。
64PSを発揮するDOHC3気筒インタークーラーターボエンジン。
車両重量は720kgと、ホンダS660よりも100kg以上軽い!
それゆえか、実に軽快に、ビュンビュン走る。
遮音性能はイマイチで、乗り心地もフラットとは言い難いが、クルマを走らせることの歓びを、ダイレクトに感じることができる。
ディーラーのセールスマン氏によると、MT仕様は当初計画されていなかったのだが、市場からの熱い要望があったために、あえて発売に踏み切ったとのこと。
スズキの英断に、感謝感激雨あられ、権藤権藤雨権藤である。
ただ、この「ワークス」の登場により「ターボRS」の存在意義が、やや曖昧になってしまった点は、否めないかもしれない。
試乗で貰ったプレゼントが、つぶつぶ食感がくせになるという「カレー煎餅」!
3時のおやつに、活用させていただこう。
アルトといえば、そのイメージキャラクターは、ベッキー嬢であった。
このカタログも、在庫が無くなり次第、ベッキー嬢を使わないものに変更されるとのこと。
確かに、不倫は、イカン。
とはいえ、ベッキー嬢よりも責められるべき人は、世の中には、他にもたくさんいると思われる。
どうも最近、バッシングが集中して極端に振れるのは、この国の良くない傾向だと、気弱に、思う。