『カラスの教科書』
松原始、2013、『カラスの教科書』、雷鳥社
今朝も夜明け前からカラスの鳴き声に起こされた。最近あつくなって窓を開け放しているからよけいによく聞こえてくる。町の中のマンション住まいだが、並木があってきっと巣があるのだろう。ひとしきり大騒ぎして消える。こちらももう一度うとうとし始めると町の音が聞こえてくる。
駅に行くまでの間に、お好み焼きと大判焼きを焼き売りしている店がある。その店の前の歩道の柵にはたいがい、カラスが陣取っている。結構厚かましく、人間は何もしないと思っているので逃げもしない。そんなとき、不意に手を伸ばして触ろうとするがこれまで、成功したことがない。
これまた近所だが、とくに飲食店が多いあたりは、早朝からからすにゴミを荒らされているところがある。人間は学習しないのだ。カラスは足下を見て必ずやってくる。
てな、自分自身の経験、あるいは、感じた疑問をたいてい教えてくれるのが本書である。しかし、本書はカラスへの愛があふれている。悪いこっちゃない。
今朝も夜明け前からカラスの鳴き声に起こされた。最近あつくなって窓を開け放しているからよけいによく聞こえてくる。町の中のマンション住まいだが、並木があってきっと巣があるのだろう。ひとしきり大騒ぎして消える。こちらももう一度うとうとし始めると町の音が聞こえてくる。
駅に行くまでの間に、お好み焼きと大判焼きを焼き売りしている店がある。その店の前の歩道の柵にはたいがい、カラスが陣取っている。結構厚かましく、人間は何もしないと思っているので逃げもしない。そんなとき、不意に手を伸ばして触ろうとするがこれまで、成功したことがない。
これまた近所だが、とくに飲食店が多いあたりは、早朝からからすにゴミを荒らされているところがある。人間は学習しないのだ。カラスは足下を見て必ずやってくる。
てな、自分自身の経験、あるいは、感じた疑問をたいてい教えてくれるのが本書である。しかし、本書はカラスへの愛があふれている。悪いこっちゃない。
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