30-31日に見た機内映画4本
30日のクライストチャーチーシドニー間のEmirates便で見た映画。
『In the Blood』
両親を殺した犯人を殺し、その後、生存のための技術(武器の使用、武術など)を学んだ過去を持つAvaは、新婚旅行で夫とカリブ海の島を訪れるが、夫が失踪し、自力で探し求める。地元のギャングのリーダーが警察とグルになって、夫を誘拐し夫の脊髄血を移植のうけて自分の白血病治療をしようとしたのであった。主人公のAvaは地元の青年やその家族の助けを借りて、また、最後には、調停に入った地元有力者の助力もあって、脱出に成功!めでたしめでたしという筋書きだが、アクションと暴力の連続のB級映画だが、アメリカ映画に見るラテンアメリカ像というのが垣間見えるようで、その意味ではおもしろかった。
31日のシドニーー成田間のJAL便で見た映画3本。
『Goliyon Ki Rasleela Ram-Leela』
インド版ロメオとジュリエットということなんだな。インドのある村でふたつの部族が武器ビジネス等で競い合い、殺し合い、復讐を繰り返している。それぞれの部族の若者男女が愛し合うようになるが、部族間の血讐の狭間に陥り、お互いを射殺して決着をつけるが、その時、部族間の調停がなったのだが、間に合わなかったという筋書き。典型的なインド映画の歌あり踊りありのミュージカル形式になってて絢爛豪華なセットは見物ではある。物語の進行は現在を想定していて携帯電話の使用がキーになっている。
『るろうに剣心』
この夏にシリーズの最新作が劇場放映されたようだが、機内で見たのはその第一作。わたしは、読んだ事はないが、マンガの原作『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』をふまえているのだそうだ。幕末にあって佐幕派を暗殺島kっていた抜刀斎が、戊辰戦争を最後に殺人を断つという意味で、逆刃剣(反りの側に嶺を、また、背の側に刃をおいた剣)を持ち用心棒稼業をしていた抜刀斎こと緋村剣心の明治に入っての混乱期に新型阿片を用いて大もうけし、あわよくば政府転覆をねらう悪徳商人武田観柳との闘いを描くチャンバラ映画。逆刃剣というアイデアは面白いと思った。
『インディー・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』
インディー・ジョーンズの第4作。エリア51のエイリアンのミイラ、ソ連のスパイ、クリスタル・スカル(水晶髑髏)に関する伝説、等をふまえて、インディーのもとの恋人やその息子(インディーの息子ということになる)が登場するという盛りだくさんな内容。そしてまた、アクションの連続。戦後の核時代、冷戦時代を背景とする。まあ、この映画は、多分何度か見ているから、うたた寝半分に見る分にはちょうど良かった。