『日本会議の研究 (SPA!BOOKS新書)』
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菅野完、2016、『日本会議の研究 (SPA!BOOKS新書)』、扶桑社
現代日本の陰の力というべき「日本会議」の謎を明かす。著者が自身を右翼と言っていて、さらには、こうしたコメントを書くこと自体「日本会議」の術中にはまっているようで気持ちが悪いのだが、それはそれとして・・・・・。
根っこは、70年安保の民族系学生団体の確立に重要な役割を果たした長崎大学の学生団体の運動方法そのものが、日本会議につながっていて、その学生団体が「生長の家」の非主流ではあるが、創設者の谷口雅春の教えを正当に受け取るという生長の家本流運動と関わりを持っているということ、これが背景。さらには、運動の形態としてロビーグループとしての動員力を背景としていて、同時に、現政権の主要メンバーを術中のものとしており、憲法改正や自衛隊の国防軍化、独裁化の危険の源となっている。これは、気持ちが悪いのだが。
私自身、70年安保の遅れてきた世代で、ちょうど大学1年の暮に三島由紀夫事件をテレビで見ていて、同時代の匂いを感じているのだが、学生時代の友人たちの行動や言動を思い出せば、関連があったような気配を感じるのが、甚だ気持ちが悪い。
なんとかならないのか?
現代日本の陰の力というべき「日本会議」の謎を明かす。著者が自身を右翼と言っていて、さらには、こうしたコメントを書くこと自体「日本会議」の術中にはまっているようで気持ちが悪いのだが、それはそれとして・・・・・。
根っこは、70年安保の民族系学生団体の確立に重要な役割を果たした長崎大学の学生団体の運動方法そのものが、日本会議につながっていて、その学生団体が「生長の家」の非主流ではあるが、創設者の谷口雅春の教えを正当に受け取るという生長の家本流運動と関わりを持っているということ、これが背景。さらには、運動の形態としてロビーグループとしての動員力を背景としていて、同時に、現政権の主要メンバーを術中のものとしており、憲法改正や自衛隊の国防軍化、独裁化の危険の源となっている。これは、気持ちが悪いのだが。
私自身、70年安保の遅れてきた世代で、ちょうど大学1年の暮に三島由紀夫事件をテレビで見ていて、同時代の匂いを感じているのだが、学生時代の友人たちの行動や言動を思い出せば、関連があったような気配を感じるのが、甚だ気持ちが悪い。
なんとかならないのか?
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