東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

防鳥網で囲まれた、乳熟期のお米

2008年09月12日 | 稲:その他
 田んぼのお米が乳熟期です。爪でお米の粒を押すと、白い汁が出てきます。この汁が出ている間は成熟途上であることの証拠です。成熟が完了すると、白い汁が出ることはなくなり白い粒となります。さらにこの白い粒が透明(うるち米の場合は透明、もち米の場合は白)になり硬くなると成熟が終わりです。こうなると、稲刈りをすることができます。

           乳熟期のお米、米粒を爪でつぶすと白い汁が出る


 この乳熟期の一番の悩みは、スズメを代表とする害鳥が田んぼに来てお米を食害することです。乳熟期のお米を口ばしをかんで汁を出してすすります。すすられた米粒はもうお米にはなりません。垂れた汁は穂を白く汚します。そして黒いカビが生えます。
 スズメは器用にも羽をすぼめるように網目の中に入ってきます。さして、網の外に出るときも同様に羽をすぼめて飛び去っていきます。もっと網目の細かい網にすればよいのでしょうが、価格も高く網掛けにとても労力が必要です。困ったことです。スズメの餌としてお米を作っているようで、毎年今の時期はがっかりしています。

        防鳥網で囲まれたお米、スズメなどの小鳥には効果な
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