東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

栃の木の新緑

2009年05月10日 | 樹木,果樹

 5月の連休が過ぎて山々は新緑であふれています。萌黄色の新緑を見ているとすがすがしい気持ちにさせてくれます。毎年の新緑で特に楽しみにしているのは、6年ほど前に秋に奥多摩のある沢で拾った栃の実から芽生えた栃の木です。
 まだ2mほどの高さしかなく幹の太さも直径が2cmほどしかありません。しかし、毎年今の時期になるとうちわのようなとても大きな葉を出します。20年後には大木になるだろうなと思いをはせながら、毎年の春に出る大きな葉を楽しみにしています。

           うちわのような大きな新葉を出した栃の木
 

 この木は別名マロニエと言い、街路樹などに植えられています。日本原産のマロニエ(栃の木)は白い花を咲かせますが、マロニエ(西洋栃の木)は赤い花を咲かせます。昔この栃の実は栃もちなどの食用にされました。一度自分であく抜きして食べたことがありますが、栗の実に石鹸の苦味を混ぜたように味がしました。とても美味しいとは言えない味ですが、昔は飢饉の時などに代用食として食べられたのではないでしょうか。

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