今日はタマネギの苗を本畑に植えつけました。購入すればタマネギの苗は50本/束480円位でけっして安くはありません。去年までは苗を購入していましたが、今年は自分で苗を作って移植してみることにしました。9月に種蒔きして、10月上旬に発芽して、10月下旬に除草の世話などしました。なかなか良い苗ができました。
育ったタマネギの苗 移植ごてでタマネギ苗をすくう
毎年のようにタマネギの苗を購入していましたが、毎回困っていたのはその苗の根に痛みがあることでした。苗床から採収してから何時間かあるいは何日か経っているためだと思います。根が縮んだり短くなったりして痛んでいました。こんな苗を植えても良いタマネギはできません。
掘りあげたばかりのタマネギの苗
自分で作った苗を掘りあげて気が付いたことは、とても根が長くて,白くて,生き生きしていて,引っ張り強いことでした。購入した苗はこのような元気な根をしていません。堀りあげると根が乾燥しないうちに直ちに移植しました。
長くて,白くて,生き生きしていて,引っ張り強いタマネギの根
移植した畝は、数日前耕耘機を使って耕してタマネギ用に黒マルチを敷いた場所です。あらかじめタマネギ用の穴が開いている黒マルチですので、その穴に沿って一つ一つ苗を植えていきました。タマネギの苗床と隣接している畝ですので、数本移植し終わったら苗床に戻って数本掘り取って、の繰り返しです。
長い根を押し込むように移植 移植すると軽く土をかける
最初は数本ずつ移植していましたが、何度も苗床に戻るのは大変なことに気が付きました。座ったり立ったりと、腰の上げ下ろしで腰痛になりそうです。そのうち、数十個もの苗をまとめて苗床から掘り取って植えつけるようにしました。
掘り取ったタマネギ苗、数十個を手に持って
天気が良かったせいか黒マルチの表面は熱くなっていました。移植したタマネギ苗はしばらくしてしおれたようになりました。このため、脱穀したばかりの稲ワラを苗の上に薄くかけてみました。
しおれたタマネギの苗 稲ワラをかけて臨時の日陰
しおれていたタマネギ苗でしたが、夕方近くなってしかも日が陰ると上を向くようになりました。稲ワラを取りました。購入した苗では上を向くようになるまでしばらくかかりましたが、掘り取ったばかりの苗は根が元気ですので活着も早いと思います。
高菜、京菜、カブ、小松菜などの間に、タマネギ苗を植えた黒マルチ